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zoom RSS ティツィアーノとヴェネツィア派展in都美

<<   作成日時 : 2017/03/03 20:49   >>

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 現在、塩野さんの、イタリア三部作を再読している。「緋色のヴェネチア」「銀色のフィレンツェ」「黄金のローマ」という小説で、時代は、ルネサンス後期である。ミケランジェロが、小説の中に登場するのだが、ティツィアーノは、この小説の時代と、かぶっている。この小説を読んでいて、感じたのは、ルネサンスと言う時代は、限りなく、現代に近い時代なんだ、と言うことだった。日本人の感覚からすると、印象派あたりからが、現代に近い感覚で、それよりも古いものは、何となく古いものであるように思ってしまいがちなのだが、今回の、美術展を観て、「ルネサンスと言う時代は、限りなく、現代に近い時代」という感覚が、より近い感じがした。
 T 1460-1515 ヴェネチア、もうひとつのルネサンス 2「聖母子」(バルトロメ・ヴィヴァリーニ) テンペラの画で、まだ、中世の面影のある「聖母子」だが、イエスの膝や足の甲が、ポンと膨らんでいるのが、かわいらしかった。 3「聖母子」(ジョバンニ・ベッリーニ) 背景の青空が、マグリットのような感じがした。 4「キリストの割礼」(ベッリーニの工房) 幼い感じのマリアが、印象的だった。他の人物は、全て目礼していた。 5「聖母子」(バルトロメオ・モンターニャ) 中世を脱して、生きている感じが、印象的だった。合唱のポーズも、印象的だった。 8「死せるキリストへの香油の塗布」(マルコ・パルメッツァーノ) マグダラのマリアの華麗なるヘアスタイルが、衝撃的だった。ロングヘアの一部を、きれいに編み込んでいた。 9「死せるキリスト」(ヤコポ・デ・バルバリ) 生きているようなイエスが、座っていた。 10「博士たちと議論」(ジョヴァンニ・マンスエーティ) ばりばりの、遠近法の画だった。中央の女性が気になった。 11「授乳の聖母と聖ヒエロニムス、聖ドミニクス」(ジョヴァンニ・マンスエーティー) おっぱいのマリアが、珍しかった。15「復活のキリスト」(ティツィアーノ) 言い方は変だが、堂々たる男性の裸体画だった。足元が、浮いているようにも見えたので、昇天のイエス、という感じだった。 17「聖母子と幼い洗礼者ヨハネ」(ジョバンニ・ベッリーニ) 背景の風景画が、大きくて印象的な画だった。イエスの方が、ヨハネよりも、大きく描かれていたのが、不思議だった。 18「射手たち」(マルコ・パルメッツァーノ) 珍しい画風と、主題の絵だった。小品である。
 U 1515-1550 ティツィアーノの時代 
画像
20「フローラ」(ティツィアーノ) 今回の展覧会の看板の絵だが、期待にたがわず、感動的な良い絵だった。この絵は、「見た」ことはあるのだが、今回、はじめて「観た」感じがした。冒頭で紹介した三部作のヒロインの名前が、オリンピアなのだが、何となくイメージがかぶってしまった。モデルは、恐らくコルティジャーナだと思うのだが、気品があって、フローラにふさわしい。斜めの衣の構図も素晴らしいが、肩あたりのほつれた感じが、不思議な印象を与える。指輪の光は、ダイヤなのだろうか。 22「ユディト」(パルマ・イル・ヴェッキオ) ユディトは、たくましい大女の感じに描かれていた。下着が透けて描かれているのは、歌麿の浮世絵を、ほうふつさせる。 23「男の肖像」(セルバスティアーノ・デル・ピオンボ) 大きな左眼が印象的。繊細な羊毛の表現も素晴らしい。 30「聖母の誕生」(ジョヴァンニ・ヴァイェンティ) 生母のアンナが、老女に描かれていた。 32「聖家族とマグダラのマリア」(フランチェスコ・ヴェチェリオ) 歴史的には、あり得ない取り合わせだが、マグダラのマリアが、人気があったのかもしれない。表情が豊かな、イエスである。刺繍の表現も素晴らしい。 33「聖母子」(ロレンツォ・ロットの工房) 寝ているイエス、放心のマリアの表情が素晴らしい。マリアのポーズや、服飾も良かった。 34「裸婦」(ベルナルディーノ・リチーニオに帰属) 神話などにかこつけないで、純粋なヌードとしては、時代的には、衝撃的に感じた。限りなく、現代に近い、と感じた作品。 35「眠るウェヌスのいる風景」(ポリドーロ・ダ・ランチャーノに帰属) ヘアスタイルが面白かった。半分は、風景画である。 ◎36「ダナエ」 この絵が、「黄金のローマ」に登場する、アレッサンドロ・ファルネーゼ卿が、注文した絵、ということで、興味深かった。一言で言えば、とてもセクシーな画で、官能的という、お仕着せの表現を凌駕する感じがした。黄金のコインが、やや見づらかったのが残念だった。 37「レダと白鳥」(ヤコボ・ティントレット) レダがきれいな裸婦なのに、白鳥が、とてもいやらしく表現されていた。
 V ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼー巨匠たちの競合 38「教皇パウルス3世の肖像」(ティツィアーノ) しゃくったような首の表現が面白い。老教皇の肖像画としては、たぐいまれな傑作だと思う。髭の表現も面白かった。 40「マグダラのマリア」(ティツィアーノ) 前回見た時には、マグダラのマリアの表情が印象的で、かなり鮮明に覚えていたが、今回は、殺伐とした後ろの風景や髑髏なども、気になった。それにしても、マリアの髪の毛はすごい。 41「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」(ティツィアーノと工房) 妖艶なサロメで、服飾もゴージャスだった。 42「ディアナとエンディミオン」(ティントレット) 天井画らしい。赤ん坊の眼が、印象的だった。 47「聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者ヨハネ」(ヴェロネーゼ) チンポコを握っているイエスが可愛い。額が超豪華な黄金色のもすごいが、絵の構図や質感で、これに負けていない。聖バルバラのブロンドの挑発には、圧倒された。 51「カナの婚礼」(ダル・フリーゾ) パリにあるヴェネルーゼ作の、レプリカらしい。中心ににイエスがいて、隣に、聖母マリアがいるのだが、まるで夫婦のような感じに描かれているのが、面白い。

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