窮鼠ヤマネコを噛む

 15日は、日本がカメルーンに勝って、列島中、狂喜乱舞しているようだ。一体、どこにサッカーファンがいたのだ、と思ってしまうほどだ。今回のワールド杯ほど、ワクワク感のない大会も、珍しい。前回もそうだったが、今回はそれ以上だ。といっても、サッカーファンなので、定刻にテレビを見ていた。いつも、キックオフは真剣に見るのだが、今回はなんと、その瞬間居眠りをしていた。それでも、試合そのものは、真面目に観戦していた。最初の印象は、どちらも勝ちにいかない試合だな、と思った。点をとりたくない同士の試合のように感じた。お互いに、事前の試合が不調だったので、点を取られないことに全力をあげたように思われた。
 結果はオーライだった。スリーボランチを初め、全員が献身的にサッカーをした成果で、本当に良かった。日本では、カメルーンには勝てるかもしれない、という「幻想」みたいな意見が多かったが、現実的には、カメルーンの方が格上だった。(日本としては、対戦結果が勝っているという自信はあったかもしれない)ただし、相手は内紛勃発状態で、実力が発揮できなかったかもしれない。試行錯誤の結果、という好意的な見解もあったが、本質は「ドロナワ」だったと思う。勝てば官軍だが、自分の見解は、「窮鼠ヤマネコを噛む」だったと思う。カメルーンは、「不屈のライオン」と呼ばれるチームだが、今の状態は、ヤマネコ状態だったような気がする。対して、日本は、はっきり言って、焼けのやんぱち、窮余の一策だったと思われる。しかし、日本の持っている情報分析の力で、勝利した、と言えるかもしれない。韓国戦の時は、山の上で、まったくの浦島太郎状態だった。帰って来たら、レギュラーががらりと変わっていた。
 勝つ試合としては、ほぼ理想的な展開だった。欲を言えば、点を取るのが、やや早すぎたが、それは贅沢すぎる欲であって、まず満点だろう。珍しく、選手の交代も良かった。本田は、スピードがないし、本当のFWでないのも、懸念材料だが、それ以上に彼の持っている運みたいなものが、輝いた結果だった。技術的には、息を抜いたトラップが素晴らしかった。この運みたいなものは、大切にすべきだろう。
 オランダ戦は置いておいて、デンマーク戦が勝負だろう。見た限りでは、チャンスはあるように思われる。とにかく、無欲で戦えば、結果が付いてくるかもしれない。監督は、蝿に例えたが、ぜひ窮鼠のまま、戦ってほしい。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック