カンディンスキーと青騎士展

 今からうん十年前、池袋の路地でカンディンスキー展のポスターを見た記憶がある。美術には何の興味もなかったころで、カンディンスキーのカンも知らないころだったが、何となく気にだけなった記憶がある。
 今では大の美術ファンである。従って、必然的にカンディンスキーの名前を聞いたり、カンディンスキーの絵を観る機会も、何度があった。絵は好きではあるが、抽象画はそれほど好きではない。抽象画は、分かるとか分からないとか、左脳で鑑賞するものではないと思っている。簡単に言えば、気持ちよい絵か、気持ち悪い絵かで、区別することにしている。我が家には、唯一購入した絵画があるが、その唯一の絵は、抽象画であり、毎日それを眺め、とても気に入っている。展覧会を観て、気に入れば絵葉書を買うことにしている。抽象画はほとんどないが、あるのは、ピカソの数枚と、カンディンスキーの一枚ぐらいかも知れない。そんなわけで、カンディンスキーの抽象画は、それなりに評価はしているが、特別に好きな画家でもない。抽象画だけのカンディンスキーであれば、恐らくこの「カンディンスキーと青騎士展」は見に行かなかったかもしれない。抽象画はそれほど好きではないが、抽象と具象との中間みたいな絵は、それなりに好きなので、東京へ行ったついでに、時間を作って、急いで観てきた。
 序章 フランツ・フォン・レンバッハ 03「自画像」何となく、レンバッハという人は、ナルシストではないか、と思ってしまった。 03「自画像」同じくレンバッハの自画像。最初に対面する絵。きつい眼をしている。
 第1章 ファーランクスの時代-旅の時代 07「ミュンヘン-イーザル川」何だか、子どもの描いた、ゴッホの絵のような印象。 09「コッヘル-ボートの浮かぶ湖」山の緑と、湖の水色の筆の形が、心地良い。 12「花嫁」お伽噺のような絵。後のお城が、特にお伽噺的で良かった。 15「オランダ-ビーチチュア」何となく、クレーの絵を思い出した。砂浜の筆のタッチが良かった。 16「ガブリエーレ・ミュンターの肖像」カンディンスキー唯一の肖像画、と言われているらしい。カンディンスキーが、具象画を描かせても、一流であったことが分かる。何となく、不安な関係だったのか、表情が不安げである。背景の青色が印象的だった。 18「サン・クルー公園-秋」すでに、抽象画である。濃い緑色が、宝石のようである。
 第2章 ムルナウの発見-芸術的総合に向かって 21「ムルナウ-家並み」やはり抽象画風で、色使いが素敵である。 23「ミュンヘン-郊外」こちらは、具象的な印象。建物が印象的。 26「室内」この絵は、期待していたのだが、思ったほど、きれいではなかった。 「ムルナウ郊外の鉄道」子どもの汽車ポッポの絵のようでもある。左後の、建物の色が秀逸である。 32「コッヘル-まっすぐな道」思わず、絵の形をスケッチしてしまった。青い△がとても印象的だった。 37「マリアンネ・フォン・ヴレフキンの肖像」(ミュンター)婦人の帽子の色が、印象的だった。 41「林檎をもつ肖像」(マッケ)婦人のガウンの形が良い。
 第3章-抽象絵画の誕生-青騎士展開催へ 46「印象(コンサート)」ポスターの絵である。この絵こそ、印象派、と言うべきかと思った。斜め、という印象が強かった。 51「牛-黄・赤・緑」(マルク)三原色のような絵。黄色の牛の表情が良い。 54「虎」客観的に言えば、名画だと思う。ここまで描くのなら、抽象画にしたら、とも思いたくもなるが。 55「サボテン」(クレー)サボテンのダンス、といった感じ。久しぶりにクレーの絵を観て、嬉しくなった。



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