百名山 山名の怪② 大菩薩岳の巻

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 大菩薩峠へ行ってきた。介山荘で「峠」のバッジを探したら、良さそうなのがあったので、一つゲットした。小屋の人に聞くと、百名山を意識したオリジナルのバッジです、と自慢していた。百名山の意識というのは、山の名前を「大菩薩岳」にしたことによるらしい。深田久弥が、一般名大菩薩嶺を大菩薩岳、と称していたのは、知っていたが、なぜか、ということが分からなかった。嶺ではピークに過ぎないので、全体的な山の名前として、「岳」と称したのではないのか、と仮説を立てたが、深田自身は、何も語ってはいなかった。そもそも、日本百名山70の名前が、表紙裏の地図と、目次では「大菩薩嶺」となっているのに、本文だけは70大菩薩岳となっていた。(現在の新潮文庫版は、大菩薩岳に統一)そして、冒頭に「中里介山の『大菩薩岳』が出て、峠は有名になった」と書かれているが、おそらくは校正ミスがそのまま活字になったものだと思われる。それにしても、公式の文章で、大菩薩岳という表記がほとんどないのに、なぜ「岳」を使ったのかはミステリーだ。ちなみに、嶺は、むかしは「とうげ」と呼んでいたらしいので、むしろ「大菩薩嶺」と書いて、「だいぼさつとうげ」と読ませた方が「白馬岳」を「しろうまだけ」と呼ばせるみたいに、ふさわしいと、個人的には思っている。
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