秀策の故郷 因島

 現在、因島は尾道市と合併してしまったが、合併以前から、囲碁を「市技」として、さまざまなイベントを行っている。最大のイベントは、秀策祭りで、囲碁トーナメントを行い、100万円の賞金が出るらしい。一回戦は、プロVSアマ(常先)の組み合わせで、プロは希望者を抽選で決める、とのことだった。
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 因島は碁聖秀策の故郷である。秀策が世に出るには、いくつかの偶然が必要だったようだが、一つは、生まれ、ということだろうか。ただの農家の生まれではなく、ある程度、庄屋のような資産家だったようだ。秀策が母から、碁を教わった話は有名だが、母の生家は、碁をたしなむような、家だったということになる。と同時に、秀策を後押ししてくれた、サポーターの存在も大きい。九歳ぐらいでプロを目指して、江戸に出たらしいので、現在でも、一流を目指すのなら、このくらいの年齢や実力が必要かもしれない。
 秀策記念館には、秀策が母から教わった、碁盤が宝物として、展示されていた。こういうものは、本当か、と思ってしまうが、後年秀策が故郷に戻った時に、揮毫しているので100%本物である。使い込まれた碁盤、すり減った碁石など、秀策の智と汗と涙とが詰まったような品で、観ていてとても感動した。若くして亡くなった秀策だが、江戸の、あの時代に何度か里帰りしていたのは、びっくりした。有名な「耳赤の一局」は、江戸に帰る途中、大阪で打たれた一局、とのことだった。記念館の裏には、秀策の生家の復元したものがある。
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昭和の四十数年までは、本物の生家があったそうだから、どうして材木だけでも、保存できなかったものか、当時の因島が、この宝を失ってしまったのは、惜しまれる。
 因島には「碁ランティア」と言って、希望すれば、無料で碁の対戦相手を派遣してくれる。自分も、五段ぐらいです、と自己申告して、碁ランティアの人と対局していただいたのだが、さすがに囲碁の島の強豪で、3局やって、最後だけ勝たせていただいた。囲碁ファンは、ぜひ行ってみるべし。
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最後に、碁聖秀策の墓も参ってきた。半目でも強くなると良いのだけれど。記念館に、秀策の碁の本を売っていたので、記念に勝って、スタンプを押してきた。

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