真鶴アートミュージアム

真鶴アートミュージアム 2011年12月20日
 ネットを調べていたら、新しい美術館が紹介されていたので、訪ねてみた。真鶴半島のほぼ中央部、中川一政美術館の手前に、元旅館を利用した美術館はあった。岡本太郎の河童像が、我々を迎えてくれた。
画像

岡本太郎の室 部屋全体が岡本太郎ワールドで、ファンならば必見の場所だ。すぐに目についたのは、太郎の作品ではなくて、ピカソの、女性をモチーフにした陶器だった。
画像
太郎の作品で一番良かったのは「若い夢」と名付けられた像。太郎の像は、おどろおどろしい作品が多いが、この像はかわいらしくて、とても良かった。
 絵画の室 「水色のリボン」(□内葛次郎)1890年生まれの画家とのこと。一貫して、日本の女性の裸婦像を描き続けたらしい。 「サマルカンドの女性」(斎藤□郎)理想の女性を描いた画家らしい。好きなのは、スペインの女性らしいが、本作はシルクロードの女。細すぎる指が、印象的。 「津軽地方のこけし」作者名は忘れたが、優しい表情が個性的だった。 「蛍袋のライト」(ガレ)ホタルブクロよりも、ジキタリスのように感じた花。
 特別展示室 「平山郁夫とペルシャ陶器展」をやっていた。裏の主役は、イランの壺である。トルコブルーが印象的だった。ラスター彩釉は、金属を入れた釉らしい。 「少女像」(ルノアール)ほっぺの色が、ルノアールのピンクだった。 「森の小径」(コロー)コロー独特の緑色が印象的。 「花束」(シャガール)薔薇の花が、それぞれ人の顔に見えた。シャガールらしい機智にとんだ絵だった。 「青髭」(ルオー)眉毛と鼻と髭とのバランスが絶妙だった。 「山羊形リュトン」羊のようにも見えたが、造形が良かった。 「初転法輪サルナート」(平山郁夫)下唇が少し厚いが、美しい仏像で、指の形も良かった。
 彫刻の室 北村西望の作品が六点あった。西望は、18歳の時に、自宅の欄間を彫刻して、神主に褒められたのが、彫刻家へのきっかけだったとのことだった。「笑う少女」のレリーフが楽しくて、良かった。「怪傑日蓮」は迫力があった。 「文殊菩薩」(高村光雲)牛のような獅子だが、仏のプロフィールが良かった。 「光と影」(室廻正明)後ろからの彩色が7割、前からの彩色が2割という、独特の手法による絵。西洋風にも見える日本画だった。 「鹿野苑の釈迦」(平山郁夫)釈迦が、平山氏に似ているのが面白い。後ろの造形の処理が良かった。
 館長の福田氏は、まだうら若き女性である。絵画の室を説明してくれた。現在は、就職難の時代と言われるが、何年間も就活をしながら、現在の「館長」の職をゲットしたらしい。これまでも大変で、これからも大変だと思うが、ぜひ頑張ってほしい。
 作品の内容は、玉石混交という感じだが、もと旅館という建物を利用して、若い館長さんが頑張っている、というシチュエーションも楽しめるかもしれない。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック