無知による暴力

 永井隆博士の「如己堂随想」を読んでいる。子どものころに、如己堂の狭いお住まいを、拝見した記憶がある。この中に、「無知による暴力」ということが書いてあった。博士によれば、暴力には、一般的な暴力の他に、無知による暴力、というものがある、とのこと。正確には「無知は一つの恐ろしい暴力となります」という表現だった。たとえとしては、オートバイレースに、のっそりと出てきた牛のようなものだ、というのである。本人(牛)は無邪気に出てきたわけだが、レーサーにとっては、恐るべき暴力である、というのである。
 このことで、すぐに思いついたのが、例の瓦礫の処理に反対して「100%安全と言えるのですか」と大きな声で、発していた人びとの姿だった。聞くところによると、神奈川県が示した基準は、人間一人が発する放射能の数値よりも、低いレベルとのこと。ある、世論調査では75%の人が、普通の放射能のレベルであれば、受け入れに賛成、との数字が出ていた。受け入れを表明した島田市長のニュースでも、同様の発言があったが、感想としては、同じ思いを感じた。

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