ゼロリスク信仰

 小売業界の首位が、7&iホールデングから、イオンに6年ぶりに交代した、との報があった。今回、東北を旅して、驚いたのは、イオンモールの網が、いたるところに、張りめぐらされていたことだった。ほかの地域で、それほどイオンだけが目立っている感覚は無かったので、今回のイオン網の凄さには、改めて、びっくりした。
 このイオンの店頭に「放射能がゼロのものをお届けします」といったような文言を書いていて、びっくりした。この文言は、正確なものではなくて、自分が読んだ印象を書いたものだ。もし、この文言を書いていたのだとすると、大げさに言えば「詐欺」にあたるのではないか、と思った。おそらくは、「セシウムの規制値が」という意味で、書いたつもりかもしれないが、自分の記憶では、セシウムの言葉は、無かった。
 国は、4月から、セシウムの暫定基準値(これは、ほぼ、世界水準のもの)から新規制値(これは、世界で一番厳しい基準の、ウクライナの水準に匹敵)に、数値を引き下げた。これによって、一般食品は、5分の1の水準になった。にも拘わらず、というべきか、その数字が変わったから、より厳しい「独自基準」を設けて、消費者の心理に迎合しよう、といううごめきが、活発にされている。この時に、錦の御旗の文言として、だされる言葉が「国の規制値は信用できないから」である。国の規制値が信用できないのなら、国際基準を信用すべきか、神様の基準を信用すべきかの、どちらかになると思う。もし、国際基準を信用できないなら、最後は、神様の基準を採用するわけだが、このことは「自分は神様である」と言っていることと、同じで、傲慢である、と思う。セシウムの、数値にことかけて、もうけ主義が見え隠れするのは、嫌な感じがする。そこまでいうのなら、海藻には、1000ベクレルの単位の放射能が含まれています、と表示しなければ、親切ではないと思う。不利益なことには、目をつぶって、有利なことだけを書くのは、消費者をばかにしていると思う。もっとも、これをありがたがる、消費者が悪いのかもしれないが。

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