大エルミタージュ美術館展 in国立新美術館

 タイトルに「大」の冠が付いているが、適当な量の展覧会で、久しぶりのエルミタージュ展を、楽しめた。ちなみに、同じ国立新美術館で、並行して開催されている「セザンヌ展」にも、エルミタージュ美術館からは、数点が出展されているので、さすがに「大」美術館ではある。GWの最終日だったが、案外に空いていて、良かった。
 Ⅰ16世紀ルネサンス:人間の世紀 2「キリストと姦淫の女」(ヴェッキオ)タイトルは、姦淫の女だが、清純な感じに見えた。 8「聖カタリナ」(ベルナルディーノ・ルイーニ)カタリナのXの形のスカーフのようなものが、素敵だった。カタリナには4つの☆が、描かれていた。 9「裸婦」(レオナルド・ダ・ヴィンチ派)遠目にも、ダ・ヴィンチだ、と思える絵だが、裸婦とは、気が付かなかった。
 Ⅱ17世紀バロック:黄金の世紀 
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17「虹のある風景」(ルーベンス)人物はルーベンスだが、風景は、誰が描いたのだろうか。 18「ローマの慈愛」(ルーベンス)豊満な、いかにもルーベンスらしい裸婦。 20「エリザベスとフィラデルフィア・ウォートン姉妹の肖像」(ヴァン・ダイク)子どもだが、大人の肖像画のような、不思議な雰囲気の絵。 29「老婦人の肖像」(レンブラント)レンブラントの母との説もあるらしい。シャルダンも模写した、と言われる、名作である。
 Ⅲ18世紀ロココと新古典派:革命の世紀 42「洗濯する女」(シャルダン)シャルダンの絵を見るのは、2度目かもしれない。子どもも、大人の表情。シャボン玉が印象的だった。 46「自画像」(ルブラン)前にも、ルブランの自画像を観たので、久しぶりー、という感じだった。黒い服、赤い襷、白と淡いゴールドのターバンの△の構図が、素晴らしかった。 51「ウェヌスの帯を解くクビド」(ジョシュア・レノルズ)地下鉄などには、この絵が、大エルミタージュ展の顔になっていた。挑むような目つきである。スポットライトのような、効果があった。 58「死の天使」(オラース・ヴェルネ)絵の出来不出来は分からないが、とにかくゾーッとした絵。
 Ⅳ19世紀ロマン派からポスト印象派まで:進化する世紀 59「馬に鞍をおくアラブ人」(ドラクロア)おどろおどろしい絵が多いドラクロアだが、馬の目がとても優しかった。印象派的でもある。 60「森の中の沼」(コロー)いかにもコローらしい風景画。わずかな釣り人の赤い帽子が良い。 「洞窟のマグダラのマリア」(ジュール・ルフェーブル)マグダラのマリアなので、◎にした。完全なヌードに思える。 67「少年料理人」(ジョセフ・ベイル)鍋の光が、すごかった。 68「1802年マルメゾン宮殿でのパーティ」(フランソワ・フラマン)写真の、スナップのような感じで、面白かった。 71「霧のウォータールー橋」(モネ)ほとんどが霧の絵。ターナーの影響のようにも、感じる。トンネルのようなところから、感動が伝わってきた。 72「カーテンのある静物」(セザンヌ)カーテンが、デザインのように感じた。
 Ⅴ20世紀マティスとその周辺:アヴァンギャルドの世紀 
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84「赤い部屋」(マティス)遠目からも、色が鮮やかだった。緑の窓、ゴッホ風の椅子の黄色、右側の婦人の紺の上着と白いスカートの3つが、△になっていて、絵に安定感があった。近くから観ると、鹿の角のような壁とテーブルの模様の青が、鮮やかに見え、かつこれも△になって、2つの△が、より安定感を与えていた。絵から受ける感動が、素晴らしかった。妥協を許さない、マティスの傑作だと思った。 85「少女とチューリップ」(マティス)大きな「赤い部屋」の隣にありながら、この絵が、非常に気になった。やはり、△の構図が、とても心地よく、素晴らしい作品だった。この前後に、シスレー、ルノワール、ドンゲン、ピカソ、デュフィなど、コメントすべき絵だったが、あまりにもマティスの絵が素晴らしかったので、圧倒されてしまった。

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