花咲く三春 みちのく旅ボラ祈念紀行⑪

 4月21日 張り切って、7:05に、ホテルを出発した。滝桜のポイントがはっきりしないので、無料シャトルバスの町民グランドにナビを設定したのだが、途中で、滝桜への案内標識があったので、直接に乗り込んだ。7:50に駐車場に到着した。さすがに、クルマは一杯来ていた。トンネルをくぐり、滝桜が見えてきたが、確かに、開花には至っていない様子だった。
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それでも、千年の齢を数える滝桜の迫力はすごく、ほとんど神様のように感じた。祠があったので、ここでも感謝やもろもろのお祈りをした。注意深く見ると、何輪か開いている花もあった。花弁は、とてもかわいいもので、これらが咲き誇ったら、さぞ、すばらしいことだろうと、想像した。今回の旅で、唯一のスケッチをした。桜の樹を一周して、また、来れることを祈りながら、8:30に三春の街へ向かった。途中、迷った先の道で、真照寺の標識を見た。確か、水芭蕉の寺だと思って、ハンドルを左に切った。真照寺の裏に、真っ白でかわいい水芭蕉が、きれいに咲いていて、感激した。
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桜がまだなので、水芭蕉は咲いているだろうと、密かに期待はしていたのだが、実際には、真照寺のことは、頭からすっかり抜け落ちていたので、偶然の出会いは、うれしかった。ここから、町役場の駐車場は、すぐだった。ここは、自由民権資料館のパーキングになっていたので、とりあえず、資料館へ行くことにした。途中に、河野広中の銅像があったが、板垣退助のひげと同じなのが、面白かった。資料館は、三春町歴史民俗博物館でもあり、特別展もやっていた。特別展は、政宗の正妻である愛姫を中心としたものだったが、姫は従姉である淀君に育てられたそうで、品のある肖像画が展示されていた。愛姫の母は、信長の妹だが、確かに、お市の方に似ている母の画があった。
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庭の桜谷紅枝垂れ桜は、僅かに咲いていた。
 三春が、北の自由民権運動の中心地との情報は、今度の旅を計画していて、初めて知ったことだった。そして、三春は、河野広中の故郷でもあった。ところで、民権運動の激化事件の一つに、加波山事件がある。このうち、5名が三春の出身者とのことだが、このうちの数名が、僅か17歳で、この事件に参加していることが、資料から分かって、ちょっと、衝撃だった。数えの歳としても若すぎるように思った。駐車場へ戻り、観光案内所の人に、一番咲いている桜はどこですか、と聞いたら、お城坂の枝垂れ桜です、と教えてくれた。この桜は、枝垂れ桜番付で大関の浪岡邸(家老職)に咲いている桜らしかった。
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お宅を訪ねると、歓迎のお茶をふるまってくれた。桜は、先っぽの方が、咲いていて、ほのかに春を知らせている、という風情だった。見上げると、三春城が見えていたので、登ってみることにした。急な坂だったが、タンポポやスミレが咲き乱れていて、疲れをとってくれた。上の方には、コブシの花がたくさん咲いていた。
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この城は、五百年も続いたそうで、案外珍しいらしい。本丸は、古城の雰囲気があり、眺めもすばらしく、良い城だと思った。ここから、福聚寺へ行ったのだが、ひと山越えて行く感じだった。ここの枝垂れ桜も有名だが、まったくの蕾で、代わりに紅梅がきれいだった。
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ここから、不動山をまた越えて、三春郷土人形館へ行った。三春駒は、三大駒の一つであるが、三春は、実は、張子人形の産地でもあったらしい。人形館には、昔の張子人形があったが、表情がとても面白かった。二階では、「郷土玩具に見る平家物語」展をやっていた。人形ではあるが、平家物語の、いろいろな場面を表現していて、とても面白かった。一番良かったのは、巴御前の人形だった。この人形館は、蔵の中に展示していて、蔵の造りも、面白かった。駐車場へ戻ったら、もう12時を過ぎていた。しかし、時間を気にしない旅というものは、つくづく良いものだと思った。何か所か、お昼の場所は、調べていたのだが、蔵のカフェフローリアンに行くことにした。やや、難しい場所にあったが、何とか見つけて、クルマも停めることができた。蔵の中は広く、花をイメージした、店内になっていた。ただのカフェ、と思ってきたのだが、実際は、イタリアンの店だった。
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トマトのスパゲティとミックスピザを頼んだが、これがとても美味しかった。もちろん、コーヒーも頼んだのだが、味のバランスが取れた、とても良い味のコーヒーで、すっかり満足した。

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