アル・カポネと小沢一郎

 政界は、小沢一郎一色である。大昔から、小沢氏を知っていたわけではないが、実質消費税と同じ、福祉目的税を提唱したのは、消費税に反対している小沢氏その人だったし、民主党のマニュアルに、一番最初にNOを突きつけた(ガソリン税の撤回)のも、小沢氏その人だった。そういうわけで、小沢氏は、いい悪いは別にして、小泉氏の郵政民有化のような、政治家としての「これだけは」というものはないらしい。その時その時の状況で、「国民の生活が一番」などと、適当に政策を変えるらしい。小沢氏は、氏の「一兵卒」などという言葉とは裏腹に、事実上政界のビッグフェローであったし、今も、そのようなものだろう。
 佐藤賢一氏の「カポネ」を読んだ。読んだ理由は、せっかくシカゴを観光したのに、シカゴで最も有名なアル・カポネについて、ほとんど知らないからだった。知っていることは、ギャングの親分、禁酒法の時代に活躍した、セント・バレンタインデーの虐殺に関係あるらしい、ぐらいなものであった。最近のTVで、サンフランシスコの監獄島に、カポネの入った独房というものを紹介していた。それとは別に、アンタッチャブルという言葉は、聞いたことはあるが、表面上の意味ではなくて、本当の意味などは、まったく知らなかった。一番面白かったのは、大恐慌に対する、ルーズベルトのニューディール政策が、アル・カポネのパクリの政策だった、という点だ。アル・カポネは裏の帝王と呼ばれ、諸悪にまみれていたはずだが、彼の容疑が、脱税容疑だった、というのは、別件逮捕のようなものだったのだろう。カポネは、マスコミ操作が巧みで、選挙の応援もやっているほどだ。彼が言うには「大衆は付和雷同で移り気だ。やり方一つで、反感も、好感も、簡単に操作できてしまうのだ」とのことだが、このあたりの感覚が、何となく小沢氏に似ているようにも感じた。小沢氏の考えは「法律に違反しなければ、何をやっても、よし」とする考えだと思うが、カポネは、裏社会の人だから「表の法律と、裏の法律では、どちらが大衆の役に立つか」という凄みだ。ともあれ、良かれ悪しかれ、存在感という意味で、この二人が似ているように思ったのは、嫌味なのか、ほめ言葉なのか。

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