莫高窟332窟 甘粛省石窟めぐり④

 329窟から3つ隣の332窟である。初唐には珍しい中心柱窟である。中心柱窟は、文字通り窟の中心に大きな柱を残した形の窟で、トルファンのキジル石窟などで、なじみの形なので、懐かしいような形ではある。特に、後ろに涅槃像があるスタイルは、あちら方面には多かった。ただし、柱はかなり後方で、主室の三つの壁には、それぞれ一仏二菩薩の、三世仏の三尊像が立っている。正面(東壁)には、色鮮やかな弥勒三尊像が立っていた。聞き漏らしたが、南壁(右)側には、阿弥陀三尊像があった。後ろには、とても質の良い6mの長さの涅槃像があった。涅槃は悟りなので、半眼だそうだが、とても半眼の感じが良かった。涅槃像の後ろには、10本の沙羅双樹が描かれていて、とても印象的だった。この窟には、三枚の涅槃経変が描かれていて、インドのものよりも詳しいので、ひょっとして、中国で進化したのかもしれない。釈迦が亡くなった時に、天から麻耶夫人が下りてきて、麻耶夫人に対して、釈迦が最後の説法をしている様子が描かれている。さらに、荼毘の様子や、その後、仏舎利を求めて八国が戦争をした様子、最後に仏舎利塔を建てる様子などが描かれていた。天井には、びっしりと千仏が描かれていた。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 伊豆の七不思議「阿弥陀窟」礼拝 南伊豆手石でツアー

    Excerpt: 南伊豆町の手石民宿組合は6日、同町手石の「阿弥陀窟」の礼拝ツアーを開いた。天候などの条件が整わなければ見ることができない弥陀、勢至、観音菩薩の三尊をはっきりと見ることができ、同組合の招待で参加した約7.. Weblog: ローカルニュースの旅 racked: 2013-05-10 12:23