まやかしの96条改正

 今度の参議院選の、主要なテーマとして、憲法96改正が、提出されようとしている。憲法96条の、憲法改正の発議の「国会議員の三分の二」が厳しすぎるから、過半数にしよう、という、一見全うそうな意見である。民主主義が、多数決の原理に沿っていることは、歴然としている。したがって、「過半数」という縛りは、とても説得力があるようにも思えるが、そうなのか、という疑問である。そもそも、国会議員が、正当な手続きで選ばれているのなら、百歩譲って、その議論もあるかもしれないが、衆議院は実質2倍、参議院に至っては、5倍に近い格差である。このままの状態で、96条改正だけを論議するのは、おかしいように思われる。現実的に、参議院での格差の縮小は、難しそうなので、少なくとも、衆議院では過半数でも、参議院での過半数は、民意を反映しない可能性があると思う。歴史上、憲法改正がなされなかったのが、さも「憲法96条」のせいのような論議は、さかさまな論議のように思う。アメリカや、ドイツでは、三分の二が改正の条件だと聞いている。ならば、正々堂々と、国民をだますような、小手先を使わずに、中身を論議すべきだろう。民主主義から、ナチス政権が誕生した、人類の教訓を、忘れるべきではないと思う。個人的には、憲法改正は、あっても可、だと考えている。

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