リベンジの久住山

九重山(久住山、中岳)              2013/4/23
 山も三度目ともなると、リピーターということになる。最初の九重山は、今を去る42年も前、ひょっとして、深田久弥の「日本百名山」を読み、百名山を意識して最初に登った山かもしれない。牧ノ戸峠から久住山に登ったものの、途中で雨が降り、おそらくは久住分れあたりの小屋で、雨宿りをした記憶がある。そこから、長者原へ下りたようだ。この時は、山頂で、他人に記念写真を撮ってもらう、というアイデアさえなくて、淋しい標識だけの写真が残っている。2度目は、夫婦百名山67番目の山として、4年前に登った。この時も、牧ノ戸峠から登り、久住分れまで達したのだが、強風とガスとに阻まれ、久住山頂は敗退し、代替の頂として、星生山に登ったのだった。一応は、夫婦百名山サミッターと称してはいるものの、やや片腹痛いこともあり、今回の雪辱戦となった。
 飯田高原のヒュッテを出たのが5:45で、6:00には、すっかりなじみになった牧ノ戸峠へ着いた。ここへは、2年前にもドライブの一貫とてブレイクしたばかりだった。6:15に、準備運動をして出発した。久住山の登山では、一番辛いといわれている、展望台までの遊歩道を、ゆっくり登って行くと、6:22ぐらいには、四阿のある展望台へ到着した。前回は、感激してシャッターを押したが、今回はすぐに右の階段へ急いだ。すでに、峠の駐車場からは、かなりの標高差を稼いでいる様子だった。ちょっと変化のある沓掛山には、6:37に到着して、装備の微調整をした。季節は春だが、ここのところの寒さは、花冷えというよりも、寒の戻りに近く、雨具を除けば、最高級の防寒対策で臨んだ。6:42にここを出発した時、手ぶらの登山者が、下山用のルートから我々を追い越して行った。我々よりも先行していた、夫婦組は、途中で追い越したが、どうやらまだ、山慣れしていない感じだった。この辺り、前回は、ミヤマキリシマが花盛りで、思わず記念写真を撮りながらの登山だったが、今回は、季節的に、ひたすら歩くだけだった。九重山は人気の山なので、かなり広めの登山道になっていて、ルートの選択には、やや頭を使った。昨日は、天気は最高だったらしいが、どうやら雨上がりで、ところどころ泥濘があり、その意味では、この日の方が、登山日和だった。太陽は、雲を通しておぼろ月のように、我々を招いてくれているかのようだった。前回、ミヤマキリシマの花見をした扇ヶ鼻の分岐は、7:15に通過した。左手に見えてきたのが、前回登った星生山で、この日は、山頂までバッチリと見えていた。この辺りは、高原漫歩というぐらいの楽な道だが、前回は、ゾロゾロと敗退者が現れていた場所でもあった。やがて、前方に、風格のある久住山のピラミッドが見えてきた。そして、岩場を過ぎると、これも見覚えのある久住分れの広場と、避難小屋が見えてきた。7:42に、小屋に到着して、アタックへの準備を整えた。7:55いよいよアタック開始である。前回は、ガスと強風で敗退した斜面を、恐る恐る登って行くが、見通しが良いので、まったく恐怖感はなかった。すぐに、中岳への分岐を過ぎ、傾斜はきついが、淡々と登って行った。左手には、三俣山が、なかなか個性的な山容で、我々を魅了し、その左手には、不気味な硫黄山の煙、そして右手後方には、由布岳が見えていた。もう一度、中岳方面の分岐を過ぎると、右に回り込むように、登って行くと、山頂標識があり、8:10に到達した。
画像

 山頂からの眺めは、何と言っても、寝釈迦仏そっくりの阿蘇山で、左へ目をやると、祖母・傾の連山がはっきり見えていた。また、中岳の後方右手には、大船山や平治山も見えていて、いつの日か、ミヤマキリシマの季節に登りたいものだと、思った。時刻は早いものの、気分的にはブランチのお握りを山頂でいただいた。

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