原爆資料館の衝撃

 残念ながら番組そのものを見逃してしまったのだが、「ニッポン観光革命」という番組の中で、外国人観光客に一番人気のスポットが、なんと「原爆資料館」と紹介されていた。原爆ドームは世界遺産だが、世界遺産ではない「原爆ドーム」が人気№ワンで、ついでに言うと、2番人気は、これも世界遺産ではない伏見稲荷大社だという。改めて、世界遺産ではない確かなものに目が行く、外国人観光客の目の高さに、驚いた次第だった。
 ちょっと前、チュニジアに行った時、現地ののガイドさんから聞いた話である。ガイドさんが、日本へ行くと言ったら、ご両親が反対したとのことだった。その理由は、オウム事件の印象が強くて、日本は危険な国だから、というものだったらしい。その他で、日本のことといえば、やはり被爆国ニッポン、というイメージが強い、とのことだった。世界的には、まだまだそのイメージが強い、ということなのだろうが、もう一つには、平和への『聖地』としてのイメージが、ヒロシマにはあるのではないか、と思ったのだった。というのも、最近、自分が、アウシュビッツ強制収容所跡へ行った時、ここは平和よりももっと大きな意味で『人類の聖地』ではないのか、と個人的に感じたからだった。
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アウシュビッツは、平和を考える上でも、重要な遺跡だが、同時に、人権とか民主主義とか、人類の根源にかかわるような意味での『聖地』なので、ぜひ、ポーランドへ行くのならば、足を向けるべきだと思う。日本として、ヒロシマを、観光のウリとすることには、ややためらいを感じるが、一方では、そういった現実も踏まえて、「原爆資料館」を、より充実した施設にすることも、必要ではないか、と思う。これは、イスラエルの「ホロコースト資料館」を見学して、分かりやすさに、全力を投じていることを感じての感想でもある。現在、東日本大震災関係の、遺跡を保存することには、「現在」の人が消極的な動きも多いようだ。しかし、一方で、「未来」の人々に対して、しっかりと現実を教えることも「現在」の人の大切な義務ではないかとも考える。

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