白馬大池 白馬岳登山⑤

 白馬大池は、我々よりも先に、ガスが到着したらしかった。やがて、右手のガスの中に、まるで厳冬の北海道で見たダイアモンドダストのような煌めきが見えてきた。どうやら、さざ波の波濤が、キラキラしてガスの中で光っていたらしいのだが、何とも幻想的な風景で、しばらくうっとりしていた。
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池が近づくと、湿地性のミズガシワやチングルマ、ハクサンコザクラなどが咲いているのが見え、こちらもなかなか素敵な景色だった。
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不思議なことに、すぐそばには、乾地性のコマクサまで咲いていて、白馬大池の、植生の豊かさを思い知らされた。
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白馬大池山荘の前には、ベンチが置かれているのだが、うじゃうじゃと人だかりがしていた。どうやら、団体さんが大挙休憩しているらしかった。
白馬大池は、43年前に、白馬岳から蓮華温泉へ下山した時に、物理的には通過しているのだが、まったくの悪天候で、記憶も記録もないので、今回は、見事にリベンジに成功したことになる。それにしても、白馬大池は、上から俯瞰すると、丸い山の上にあるのだが、実際に池畔まで下りてみると、何か高原のような感じの場所だった。蓮華温泉方面へは、ハクサンコザクラの群生地の中を、突っ切るようなルートになっていた。到着したのが、9:03で、ほとんど想定タイム通りだった。歩き出して、3時間を経過したので、ブランチにすることにした。白馬大池山荘には、沢山の山バッジが置いてあったが、小蓮華山と白馬大池のバッジを購入した。食後に池畔まで行くと、だれもいなくて、コバイケイソウやナナカマドの花が咲いていて、なかなか雰囲気が良かった。
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ここからが、評判の悪いゴロゴロ道である。実は、ここから栂池の下山コースについて、自分のブログで「白馬大池⇒栂池のコースが、山慣れない人には、よほど歩きにくいコースであるらしい。このことを、詳しく解説したガイドブックを知らないが、概して、昔からのルートの方が歩きやすく、ロープウエイなど、文明の利器で、無理やりこしらえた文明のコースは、なかなか歩くのに困難な可能性があるようにも思われる」と論評していたので、正直な話、あまりこのコースは歩きたくはなかった。しかし、諸般の事情で、このコースを下山することになったので、開き直って、自分の予想と、実際を比較するつもりだった。従って、興味津々9:45に白馬大池を出発した。まずは、池畔を渡渉のような感じで横切って行った。予想通りの、岩のゴロゴロした道を、トラバース気味に、登って行った。
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何となく、今年登った、九重中岳の御池に似ていると思った。ここのゴロゴロ岩の道で感じたのは、馬鹿正直にダブルストックで歩くと、2倍ほどくたびれるコースだと思った。海外旅行は、年配者が多いが、最近の登山は、山ガール・山ボーイが増えたので、海外旅行に比べて、元気をもらえるような気がするのが、嬉しい。多くの若者とすれ違い、登って行くと、大池はやがて、ガスの中に消えてしまった。たどり着いた場所は、乗鞍岳頂上だった(10:10)。実は、一昨日、ペンションで一緒だった若いご夫婦が、栂池からこの乗鞍山まで、日帰りで登ったらしい。道はドロドロで、岩はとても登りにくく、六甲山よりもレベルが高くて、疲労困憊してしまった、とこぼしていた山だった。白馬大池から登る分には、比較的楽に登れそうな山だが、果たして、ここから下る道が、どんな道なのか、もともと下る予定ではなかったので、まったく情報がなかった。雪渓があるらしいことは、薄々知っていた。

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