針ノ木大雪渓 針ノ木岳・蓮華岳登攀記①

針ノ木岳・蓮華岳登攀記                  2013/8/27~8/28
 2013年の夏は、後立山連峰尽くしだった。もともとは、この年の8月の頭に白馬岳を目指したのだった。今年は、関東甲信越は梅雨明けが早かったのだが、逆に北陸地方は、梅雨明けが遅かった。その為に、この方面は、登山に最適の7月下旬は、連日雨続きだったらしい。我々も、麓で何日か待機して、何とか白馬岳に登ることができた。この時のどさくさで、鹿島槍ヶ岳や針の木岳の登山口のある扇沢を実踏する機会があった。せっかくなので、8月の下旬に、同じ後立山連峰の針ノ木岳への登山を計画したのだった。
 8月27日 扇沢の市営駐車場は、お盆過ぎの平日ということで、5時過ぎの早朝は楽にクルマを停めることができた。扇沢の駅で、準備をして、登山口を出発したのは、5:44だった。すでに、登山口のテントは撤収されていて、何となく、晩夏の淋しい登山口、という感じがした。途中、3回ばかり舗装した車道を横切り、昔の駐車場の跡から、本格的に連続した登山道になった。最初は、巨大な蓼の林の中を進むような感じだった。針ノ木岳登山道の序盤は、ブナなどの樹林帯になっていて、思ったよりも涼しい道なので助かった。途中では2度涸れた沢を越え、湧水の小さな沢を渡った。苔が生していて、ちょっと屋久島のような感じだった。次の沢は本格的な沢で、手作りの橋が架かっていて、頭上には針ノ木岳らしい雄姿が姿を見せていた。
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ここから、大沢小屋はすぐだった。到着が6:50で、念のためにトイレを借りた。小屋番のお話で、針と蓮華のどちらを先に登るべきか、との問いに、剣が見えているうちに、先に針ノ木岳に登る方が良い、という話をしていた。ここまでのルートは、数回沢を渡りながら何回かアップダウンがあるので、それなりに帰りも時間がかかりそうに思えた。小屋の隣には、百瀬氏の「山を想えば人恋し…」のレリーフがあり、無時の下山をお祈りした(6;56>)。
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しばらく、ブナの森を登り、やがて道は、トラバース気味になってきた。途中、ついに大雪渓と針ノ木岳の絶景が見えて、ほとんどの人は、写真を撮りたくなるポイントのようだった。さらに、進むと、いよいよ大雪渓の全貌が見えてきて、手前にはミズギボシの群落があり、季節としては不思議なニッコウキスゲなども咲いていた。
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この辺りから斜面を下りて、雪渓の登りに取り掛かるのだが、夏ルートの手作りの橋は、洪水でおぼれていた。そのまましばらく左岸の秋道を歩き、適当なポイントから、いよいよ雪渓歩きの準備に取り掛かった(7:36)。軽アイゼンを付け、針ノ木大雪渓に登り始めたのが7:45だった。
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針ノ木大雪渓は、白馬大雪渓と違って、ルートは全く不明瞭だった。登山者の数も、極端に少ないので、どこを歩いたら良いのか、まったく分からず、適当に自力で、ステップを読み、登り続けた。前回の白馬大雪渓は、天気には恵まれなかったが、今回は、天気に恵まれてラッキーだった。初めだけは、緩やかだが、すぐに急な斜面になり、下を見下ろすと、怖くなるが、観念して登り続けた。この辺りから、下山者が、ボチボチ下ってきた。ノドと呼ばれる、雪渓の狭いポイント、ルートが制限されるためか、ここだけはルートが明瞭で、名物の鯉のぼりも、我々を案内してくれていた。この辺りを通過したのが、9:00ごろだったようだ。
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ここからは、雪渓もやせ細り、すぐに左岸に上陸した。アイゼンは付けたまま、しばらく秋道を登って行った。

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