コマクサの蓮華岳 針ノ木岳・蓮華岳登攀記④

 8月28日 夜の間に一雨あったようだが、朝はまずまずの天気だった。遠くに目をやると、富士らしい姿が見えていた。近くの山には、ガスがかかっていたが、遠くの八ヶ岳や南アルプス方面は、天気が良いのか、横綱富士の露払いと太刀持ちのような位置で、しっかり確認できた。
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5:20ごろには朝食のコールがあった。ちなみに、この日は、日の出が5:23で、見に行った人の写真では、微妙な様子だった。この日は、もう一つの蓮華岳に登ることにした。昨日の、奈良の人の情報で、まだコマクサが咲いている、との情報だったからだ。6:06に小屋を出たのだが、ほとんどブービーのようなスタートだった。針ノ木峠からの登りは、鉢の木岳同様、急登で、みるみる標高が上がって行った。しばらく登ると、緩やかになり、岩だらけのゴロゴロ道になった。石のサイズが大きいのに、コマクサの花が咲いていた。
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大半は終わりかけているのだが、自然な形で、登山道の両脇に咲いていたので、感動した。偽蓮華を二つばかり越して、ちょうど7:00に蓮華岳山頂に着いた。こちらは、56分の経過で、皮肉なことに、針ノ木岳よりも、2分も早く着いてしまった。おそらく、朝なので、体がリフレッシュしている関係なのだろうと思った。ちなみに、データでは、珍しいことに、ジャスト60分だった。帰り際の人に、記念写真を撮ってもらった。蓮華岳の頂上は、軽い双耳峰で、一峰に大町の奥宮があり、一峰に三角点があった。
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蓮華岳は、コマクサで有名な山である。山頂直下の、踏まれそうな登山道の間際にも、コマクサの葉っぱが見えているので、本当に心配してしまう。ネットの情報で、山頂の先に、白いコマクサがあるらしい、というので、少し下りて探してみた。残念ながら、白いコマクサは見つからなかったが、この辺りからは、大町の景色がバッチリと見えていた。
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大町からは、蓮華岳が正面に見えて、針ノ木岳はちょうど真後ろの位置にあり、麓からは見えないようだ、ただし、針ノ木は、山の名前よりは、峠の名前として、より重要で、より有名なようだ。あの、佐々成正のザラ峠越えも、当然、この峠を越したはずであり、深田の好きな、歴史のある山、ということになる。個人的には、大佛次郎が、「旅路」の取材で、実際に登った山として、非常に興味があったので、コースの途中で、時々、大佛氏を思い出しながら、針ノ木峠の道を歩いたものだった。針ノ木岳は二百名山、蓮華岳は三百名山とのことだが、自分の感じとしては、セットで針ノ木峠を含めて、百名山の一角に、取り上げても良いような、名山だと思った。
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これで、針ノ木と蓮華の二つを登ったので、後は下山をするだけである。山頂で、ホットコーヒーを飲んで、少し早い、ブランチにした。下山開始は7:36で、例のスキップスキップランランランで、快調に飛ばし、8:08に、再び峠へ戻ってきた。

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