本州最東端 トドヶ崎ハイキング 雨ニモマケズ南部秋追い旅⑨

 10月11日(六日目) この日は、大震災と津波とがあって2年と7か月目の日だった。ホテルは、東に面したシーサイドビューの部屋なので、日の出が見られる予定だった。天気予報は、傘マークだったが、6時ごろ。何とかお日様が見えたので、旅の無事をお願いした。朝食を、一番乗りで食べて、いざ出発しようとしたら、ホテルの前がラッシュアワーだった。結局、ホテルを出たのは7:54で、昨日行かなかった、北山崎へ向かった。距離にして9㎞ばかりなのだが、まるでジェットコースターのようにアップダウンする道だった。北山崎の駐車場に着いたのが、8:06で、きれいに整備された駐車場だった。30年前は、何もなくて,アカマツの林だけが、印象に残っているのだが、現在は、整備された園地に変貌していて、やや興ざめだった。この日は、今までと変わって、台風のような、強い風が吹いていた。幸いなことに、雨はまだだった。第一展望台へ行くと、がっちりしたコンクリートの柵に固められていた。確かに、景色そのものは第一級の素晴らしさなのだが、展望台と景色に溶け込むように設計されていないので、とても無粋な感じだ。このような感じは、最近訪れた、中国の絶景観光地と、イメージがダブッてしまった。同じ大文明国同士だが、こんなことで、競ってもしょうがないとつくづく思う。気を取り直して、もとの駐車場に戻り、8:20に出発した。もと来た道をホテルの前まで戻り、とりあえず、田老の道の駅で、ストップした。次の目的である、重茂半島の情報を知りたかったためだった。観光情報の看板が掲げられていたのにも関わらず、宮古市の観光パンフレットが、一つもなかったのが、とても残念だった。結局、浄土ヶ浜入り口まで、昨日と同じルートを走った。
 宮古市内は、本州最東端の市、という看板があるのにも関わらず、本州最東端の、トドヶ崎への標識は、宮古市街には、全く存在せず、初めて見たのは、国道45号線から、左折するポイントだった。標識は、重茂(魹ヶ崎)と出ていた。この道は、とんでもない難路だった。海岸線を走っていくのだが、ほとんど海水と同じ高さの道路なので、ちょっとでも、海が荒れたら、どうするのだろう、と心配になった。二つぐらいの集落を過ぎると、いよいよ本格的な山道に、差し掛かった。ナビでインプットした、仮のポイントを過ぎ、道は、その後も、どんどんと山奥に向かった。途中に、月山への分かれ道があったので、自分の感覚では、もうそろそろか、と思っているうちに、重茂という本格的な集落を通過した。しかし、魹ヶ崎へのポイントは、まだまだはるか先だった。あまりにも不安になり、途中で、地元のおばさんに聞いたら、まだ先ですよ、と教えてもらって、安心した。その時に、姉吉という地名も教えてもらった。ようやく、姉吉のバス停のところで左折して、海岸線に出ると、自然歩道入口、というポイントに着いた。たまたま、隣に、地元のおばさんの車が停まったので聞いたら、やはり片道1時間、往復2時間の道です、と教えてくれた。ここまでは、何とかもっていた天気が、そろそろ限界で、雨がぱらついてきた。まずは雨具を着て、10:54出発した。足元に野菊が咲き乱れるご機嫌な道だったが、アスファルトの舗装をしていたので、びっくりした。しかも、なかなかの急登だった。足元の海がきれいに見えていたが、かなり登ったところに、3.11の津波の、最高到達点を示す、小さな標識があり、改めて、津波の想像を絶するスケールに、心が痛んだ。
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道はどんどん上りつめて、やがて水平道になったあたりで、普通の山道になった。
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しばらくは、右側に、天気の割にはきれいな海が見えていた。
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岬の灯台までは、3.8㎞あるらしいが、ポイントポイントに、キロ数が表示してあるので、励みになった。海のすぐ側だが、生えている松は、きれいなアカマツだった。途中には、名前の付いた大きな沢が4つあり、無名の沢を入れると14ぐらいあった。それらのくねくねした襞を、忠実にたどっていくので、直線の距離は、かなり短いように感じた。途中の、旅行者は、我々のほかに、ライダーさんが二人いて、一人とはすれ違い、一人は、我々を追い越して行った若者だった。入り口に戻ったところで、話す機会があり、富山の若者だった。日本海側を北上し、尻屋岬に行って、昨日は陸奥に泊まって、ここへ来たとの話だった。帰りは、会津若松経由で、帰るとのプランを話してくれた。ちょっと、好青年で、ぼそぼそしていたものをお昼にしていたので、我々の余った非常食をプレゼントしたら、とても喜んでもらえた。ところで、岬には12:50に着いた。
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最初に、本州東嘴の碑がある方へ行って、記念写真を撮ってから、灯台へ向かった。
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途中に、大きな岩の割れ目があり、海の深い淵になっていた。
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岬のトイレットが、きれいに修理されていたので、助かった。突端に東屋があったが、風雨が吹き込んでいた。ここから見る、突端にはアザミやハマギクなどが咲き乱れて、時ならぬ、秋の花園になっていた。
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帰りは、13:00にスタートして、13:50分に入り口へ着いた。ここで、富山のお兄さんと、話をしたのだった。

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