プランツハンター富士山登山記①七合目へ

プランツハンター富士登山記       2014年9月4日~5日
 2014年の8月は、天気が不順だった。梅雨が明けて、8月の初めに、1泊2日の行程で、北アルプス蝶ヶ岳へは、悪天候を乗り越えて、何とか登ることが出来た。しかしその後は、連日天気予報とにらめっこをしていたが、ついに、日帰りの登山も行くことが、かなわなかった。特に、8月の後半は、早い秋雨前線がどっぷりと居座って、広島などに、大災害をもたらしてしまった。そんなわけで、2014年夏の登山計画は、天気に翻弄されて、迷走した。仙人池、五色が原、八ヶ岳、黒姫山、岩菅山などいろいろと検討しては、海の藻屑のように消えてしまった。
 富士登山が決まったのは、突然だった。山に登れない慰みに、わが家の登山アルバムを眺めていたのだが、ふと、富士山の写真がないことに気が付いた。独身時代、単独登山した時の写真は、何とか発見できたが、夫婦百名山完登を標榜している我々にとっては、証拠となる写真が存在せず、おまけに登山記もなぜか、百名山の中で、唯一富士山だけは存在していなかった。本当のところ、昨年、世界文化遺産に指定されてから、ますます富士登山はブームとなり、人の多い富士登山は、登りたくはないものだ、と思っていた。しかし、証拠写真がないのも悔しいし、9月になれば、登山客も減るだろう、と予測して、天気予報とにらめっこしながら、何とか前日に御来光館を予約した。当日は、朝3:00にタイマーを仕掛けたものの、2:30には起きて、そのまま、出立の準備をした。日の出インターを3:42に入った。圏央道が東名に直結してから、マイカーで乗り込むのは、初めてなので、標識に東名の名前を見た時には、妙な気分だった。出発してから、1時間弱で谷村のパーキングへ着いた(4:26)。実は、富士山のどの登山口から登るかについては、いろいろと迷ったのだが、三つの理由で、河口湖口にした。9月になれば、さしもの富士登山も人が少なくなるだろう、という楽観的な予想と、今回、前泊はしないものの、後泊のホテルとしては、御殿場周辺よりも河口湖方面の方が、気の利いた宿がありそうなこと、そして何よりも、ドライブ歴として、スバルラインを走ったことがないので、一度ドライブしてみたい、という理由だった。ナビにしたがって、スバルラインを目指すと、料金所があり、2060円を請求され、ちょっとびっくりした。昔と違って、往復の料金のために高額のようだが、高速の料金よりも、はるかに高いので、びっくりではある。やがて、「ふーじはにっーぼんいちのやまー」というメロディーラインを過ぎると、すっかりガスの中に入り、しばらくは恐る恐るの運転だった。二合目ぐらいでようやく霧が晴れてきて、すっかり夜が明けたようで、ほっとした。
画像

スバルラインの途中には、何か所か、パーキングはあったが、とりあえずパスして、五合目へ向かった。普通車駐車場、という案内があるので、入ってみるとほとんど満車状態で、何とか一台分のスペースを見つけることが出来て、ほっとした。急ぐ山旅ではないので、落ち着いて準備をして、階段を登った。
画像
入山協力金を払うテントがあり、そこで寄付をして、いよいよ富士登山の出発である(6:15)。以前来たのは、40年も昔のことだから、あまり記憶はないが、しばらくトラバース気味に歩いた記憶がある。富士山は、赤茶けた火山のイメージしかないが、五合目あたりは、結構緑は豊かで、シャクナゲの葉っぱなどもあり、比良のシャクナゲならぬ富士のシャクナゲか、などと思ったりした。ホタルブクロの花が多いのも目立っていた。どちらかと言えば、下り気味に歩き、泉ヶ滝というところから、今度は緩い上り坂になった。自然の道というよりは、遊歩道みたいになっているので、歩きやすい道ではなかった。樹林帯を抜けると、シェルターみたいなところがあり、その先が吉田口との合流点である、六合目だった。
画像
ここからはいよいよ本格的な登りであり、頭上にはたくさんの砂防壁が見えていた。
画像
山登りは、心臓がパクパクしない程度のスピードで登らなくてはいけないのだが、六合目からの急登で、早くも心臓がパクパクしてきた。我々の体調が悪いのか、富士山のルートがきついのか、定かではなかったが、何とか喘ぎ喘ぎ登って行った。吉田口コースには20軒もの山小屋があるそうだが、最初の山小屋が花小屋だった。2回富士山に登った印象では、植物のイメージがほとんどないのだが、今回は、結構花が咲いているのが目について、楽しかった。
画像
画像
残念ながら、往きには咲いていなかったが、帰り道では、トリカブトの花が咲いているのを見かけた。
画像
昔のイメージでは、登っていくと、どの小屋も七合目と書いてあるので、がっかりしたのだが、今回も同じだった。ただ、鎌岩館という山小屋には、オリジナルの山バッジがあるというので、その中の一つをゲットした。ここのお兄さんに、頂上まで、後何時間ぐらいか聞いたら、4時間ぐらい、と言っていたので、がっかりした。出発してから、ちょうど2時間立った時に、鳥居荘という山小屋に着いた(8:15)。ところで、登山道の様子が、七合目あたりからは一変する。
画像
ここまでは、ざらざらした砂の道を登るのだが、ここからは岩場の道になる。岩登りとは違うが、岩の上を歩くワイルドな道になる。それでも、富士山の登山者数は、想像を超える勢いで、登山道を壊していくらしく、缶バケツで砂を補充して、登山道を整備しているところがあった。本当にご苦労様である。ニュースによると、登山者のうち、1000円の入山協力金を払っているのは、6割にとどまるらしいが、これ以上登山道が破壊されないためには、強制的に、入山料を取るのも、仕方がないのではないかと、思った。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック