プランツハンター富士山登山記②八合五杓御来光館

画像
普通の山と、富士山の違いは、外国人の多いこともあるが、何といっても若者の数が圧倒的なのが印象的だった。昔の富士山の悪いイメージと言えば、トイレが臭かったことである。最近のトイレは、バイオを利用した水洗のトイレなので、少しは改善されてはいるようだった。ただ、世界のフジヤマなので、外国人の登山客も多い。ぜひ、表示を含めて、インターナショナル仕様にしてほしいと、強く感じた。我々が使用した、富士山ホテルのトイレは、遊園地の入口みたいに、200円を入れると、バーを押して入る、文明方式のトイレだった。話は戻るが、富士登山のオフィシャルサイトによれば、七合目花小屋から八合目太子館までの所要時間が、ルート最長の100分となっている。登っても登っても、毎度同じような景色なので、確かにうんざりするところではある。
画像
それでも、ヤナギラン
画像
やウツボグサ
画像
などの花は、我々を慰めてくれた。
画像
やがて八合目までたどり着いた。我々の宿が、八合五勺なので、八合目からもう少しだと勘違いして、無理をしたのが、とんでもない大失敗だった。山の表示が、何合目というのは、大体の目安になるので、とても良いのだが、富士吉田口のルートは、要注意である。どこまで登っても七合目、というのも困りものだが、このルートには、八合目と本八合目とが、それぞれ独立した形であり、実はこの間は、60分もかかるのである。結論として、富士山を少々軽くみて、研究不足だったこともあるのだが、実際のところ、ネットで富士山の登山記がほとんどなかったのも事実である。我々の登山スタイルは、基本的に、休憩は給水ポイントで、立ったままで、腰は下ろさないのだが、今回の富士登山は、いろいろと、反省点が多かった。通常の労働時間は、8時間で、真ん中のお昼の休憩を除いて、午前と午後の、休憩タイムが含まれている。登山も、これに習って、2時間の労働(登山)をしたら、少し休憩を入れた方が良いと痛感した。無理やり登っているうちに、パートナーの脚の調子が、ブレーキを起こしてしまった。これは我々の、登り方の調整の失敗だった。最近の本格的な登山は、基本的に前泊をして、朝食を取ってから山に向かうのだが、今回は、久しぶりの、「弾丸登山」で、この辺りの調整もまずかったようだ。おまけに、八合目の上に本八合目があるというのが、精神的なダメージにもなった。この辺りでは30分以上のロスタイムになり、八合五勺の御来光館にたどり着いたのは、出発してから、5時間後の11:15だった。もともとの予定では、余裕があれば、天気の様子次第では、頂上も視野にあったのだが、この日は、ここで、終わりにすることにした。宿の人の話では、早いですね、とのことだったが、我々にとっては、何の慰みにもならなかった。山小屋のチェックインは、前回の蝶ヶ岳同様、ほとんど一番乗りだった。お蔭で、壁際で窓際の一番良いスペースを選べたので、それだけがちょっぴり良かった。
山小屋のお客様スペースは、寝室の部分と大広間とがあるのだが、大広間の真ん中に囲炉裏があり、その場所で、お昼を取ることにした。前回の蝶ヶ岳では、普通のラーメンをいただいたが、今回は味噌ラーメンにした。褒めるほどの味でもないが、それなりにおいしくいただいた。食後には、山の定番である、山小屋コーヒーもいただいた。アメリカンだったが、水がおいしいのか、とても飲みやすく、何杯でもお代わりをしたいぐらいの味だった。小屋の外に出て、しばらく外の様子を眺めていると、目の前に、下山道が見えていて、下山の様子が、詳しく観察できた。
画像
はっきり言えば、どの人も、下り方が下手で、明日は、見本の下り方をするぞ、と心に誓った。御来光館からは、すぐ上に、鳥居が見えて、そこが九合目、さらに上に見えているところが、頂上とのことだった。
画像
標識によれば、九合目まで30分、さらに頂上までが30分で、要するに頂上までちょうど1時間ということだった。宿の人に、何時ごろに出発したら、御来光に間に合うか聞いたら、日の出が5:10ぐらいなのだが、4;00には着くように逆算して、2:30には出発した方が良い、とのアドバイスだった。それでも、半信半疑なので。3:00ごろに出発することにした。夕方、ちょっと感激したのが、影富士だった。雲海に映る富士の影だが、他の景色ともマッチして、とても素敵な景色だった。
画像
ちょうど17:00になり、夕食となった。食券はないのだが、名前を山小屋の人に言うと、食事場所が決められていて、朝食のお弁当が、食卓の下に、用意されている、というスタイルになっていた。夕食は、洋食と和食とのチョイスなのだが、実はハンバーグとサバの味噌煮の選択である。ご飯のお代わりは100円也というスタイルなので、合理的と言えば、合理的ではある。簡素な食事なので、10分ぐらいで。終わりそうな内容だが、他にやることもないので、ゆっくりご飯をかみしめて食事をした。後は寝るだけである。そのまま横になったが、ひたすら我慢の時間だった。数年前まで、富士山の山小屋は、イワシの缶詰状態で、頭と足とが互い違いに詰めるスタイルだったそうだが、現在は、頭の方向が同じという、ヒューマンなスタイルにはなっていた。それでも、満員電車と同じなので、全員が手を下して、寝るというのは、なかなか難しいようで、ほとんど寝付かれなかった。星が見える、という話があったので、夜中に外へ出たら、オリオン座が見えていたので、季節は少しずつ変わって行っているのか、と思った。富士登山では、弾丸登山を止めよう、とい運動をしていて、ポスターもあったが、実際は、弾丸登山の人の方が多いらしく、夜中に登ってきては、山小屋の前のスペースで、仮眠をとっていた。我々には、考えられないのだが、暗くなってから山小屋に来る人もいて、富士登山は、非常識登山の巣窟みたいなものかと思った。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック