富士山快適下山、富士山登山記④

 下山の開始は、7:10だった。下山は、楽しかった。下山のコツは、引力とケンカしないで、むしろ引力を仲間にして、スピードをコントロールして下ることである。階段状のコースだと、この下り方は難しいが、富士山の砂走という下山コースは、この下り方にぴったりのコースである。
画像
「スキップスキップらんらんらん、お山の下りは楽しいな」と口ずさみながら下った。この下り方には、ダブルストックが必携で、バランスとブレーキを、このストックに託すことになる。往きにも利用した、本八合目の富士山ホテルまでは、たったの20分で降りてしまった。正確に申せば、このオリジナルな下り方にも、二種類があり、一つは、スキーの斜滑降に準じた下り方で、斜めにジグザグに下るのだが、これは斜めに下ることで、スピードを調整するためである。ただし、この下り方は、混雑している時には、他の下山者の邪魔になることがある。もう一つは、少し腰を落として、ひざのばねを利用して下る。何度も同じことを書くようだが、下りでブレーキをかけることに、筋力を遣うほど、無駄なことはない。クルマに例えれば、ブレーキではなくて、エンジンブレーキを遣えば、燃費が良いように、筋力もそのように無駄なく遣いたい。ひざのばねで、引力を吸収して、そのまま勢いを殺さずに、次のステップへ進む。その場合、ダブルストックを、こちょこちょ使うのだが、この感覚が、限りなくスキップ(ひょっとしたら、スキーのクリスチャニアに近いのかもしれないが、スキーはやらないので?)に近いと思っている。ただし、いくら下りが楽でも、スピードがそれなりに出てしまう。スキップならば、良いのだが、正直な話、傾斜が急だと、ジョギングのペースから、はたまたランニングのペースになってしまう。筋肉はまあまあでも、息が上がるので、時々、コーナーで、息を整えるために、休み休み下った。下江戸屋という山小屋で、須走コースと分かれる。しばらくは、登山道と同じコースだが、道そのものは、砂の道なので、下りやすい。やがて、右折して、下山専門のコースへ入る。昔、須走コースを下山した時には、一歩が確実に3mを跳んで下山したと思うのだが、さすがに、現在はロートルなので、その元気はない。途中、雨が降り出して、雨具を着たが、粉塵の中を、埃だらけで下山しなかったので、その点では、ダート競馬のやや重ぐらいだったので、良かった。雨もすぐに止んで、七合目の公衆トイレまで降りてきた。今回、プランツハンターと称して、植物を観察したのだが、この辺りは、蓼の花がいっぱい咲いていて、ちょっぴり秋の気配も感じられた。
画像
ここから二三回曲がって下ると、道がトラバースする。途中に、何か所か、シェルターのような通路があり、中を歩くように、指示がされていた。どうやら、落石が多い場所らしく、中は安全なのだろうが、披露した足には、つらい階段状になっていて、余り人気はなさそうだった。
画像
そして、見覚えのある、吉田口六合目まで戻ってきた。時刻は、まだ8:40だった。
時間は、たっぷりあるので、ブランチを兼ねて、この六合目で大休憩をすることにした。高原の涼しい風が心地よく、昼寝には良さそうな気候だったが、足元がじゃりじゃりしているのが、残念だった。30分休憩して、もう一つのシャケ弁を食べ、吉田口と分かれて、古御岳の方へ向かった。ここからは、しばらく樹林の道なのだが、ここまでも、日差しが無くて、歩きやすい天気で助かった。ここからは、残念ながら、オーバーユース気味なので、歩きやすい道ではない。泉ヶ滝で、係りのおじさんにお疲れ様と声をかけられてから、じりじりと登り返しが続いた。それなりの疲労感があるので、この登り返しは、結構つらかった。途中、何組かの外国人客が、ロバさんなどに揺られていた。若者たちが、10:00に到着したいと、走り抜けていったが、我々の到着もジャスト10:00だった。30分の大休憩を入れても、2時間50分で降りてきたので、大健闘というところだろう。ぱちぱちぱちと、自分に拍手を贈りたいところだ。駐車場で、荷物の整理などをしていたら、小雨がぱらついてきたが、まあ大粒のミストみたいなもので、すぐに止んだ。めったに、スバルラインも来ることがないだろうから、お土産屋を覗いてみた。若干の買い物をしてから帰途についた。
画像
インフォメーションで、お風呂を聞いたら、下ったところに、ふじやまの湯というのがあるそうなので、ナビをインプットして下った。 富士急ハイランドの一角に、ふじやまの湯があり、そこを利用した。値段が1250円と、少々高めの設定だったが、一通り設備の整った、日帰り温泉施設だった。休むスペースがないなー、と思って、帰るときにエレベーターの案内を見たら、3階と4階に休憩室があることが分かり、上にあがって、少し横になった。お風呂には、富士山帰りの人が、多く汗を流していた。時刻が、4:40ぐらいになったので、宿へ向かうことにした。
 最後に、オフィシャルサイトの下山時間も、紹介しておく。山頂から八合目の分岐まで70分、八合目から公衆トイレのある下山道七合目まで80分、ここから六合目まで45分、最後の富士スバルライン河口湖口五合目まで50分となっていて、合計タイムが245分、時間にすると4時間05分だが、下りは恐ろしく個人差があるように感じた

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック