表富士はどこか

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 今年は、登山には不敵な夏だったが、個人的には、富士山に縁のある2014年の夏山シーズンだった。ことの初めは、小楢山ハイキングだった。足慣らしとして、梅雨明けの7月23日に、富士山の展望台として有名な、小楢山へ登った。昨年見た、富士山ほどははっきり見えなかったが、それなりの富士山を拝むことができた。夜は、石和温泉に泊まったが、富士山は、頭をぴょこんと出している感じだった。極めつけは、富士山そのものへの、登頂だった。スバルラインを車で登って、河口湖口から歩いて登ったが、まずまずの天気に恵まれて、久しぶりの剣ヶ峰まで、登ってきた。夕刻には、影富士も観ることができて良かった。下山後に、フジヤマの湯に入り、フジサン美術館を見学し、富士山の名画を堪能した。夜は、川口湖畔のホテルに泊まったが、湖越しの富士山は、なかなかの絶景だった。そして、最後に、富士山の南麓にある愛鷹山に登った。十里木高原へ着いた時には、雲一つない富士山が見えていて、朝焼けの富士山の撮影に来ていた、カメラマンの人は、おとなしすぎて、つまらなかった、と話されていた。愛鷹山(越前岳)の途中までは、バッチリと見えていたが、登るにつれて、富士そのものが、樹に隠れてしまい、たまに見える富士には、雲がかかり始めていた。それでも、頂上に登った時までは、富士山の頭は見えていて、その後、雲に隠れてしまった。夜、御殿場の時之栖のホテルに泊まったが、残念ながら、富士は、隠れたままだった。翌朝、何とか雲から富士が見られたのだが、後ろに秋の雲を背負った感じの富士は、北斎の浮世絵そっくりだった。大好評で終わった、「花子とアン」の中で、お爺が、甲州側から見る富士が「おもて」だ、と憤慨する場面があったが、正直なところ、この御殿場からの富士は、存在感が際立っていて、富士そのものを見るには、やはり駿河側からのほうが、高くそびえ、崇高に見えた。ヒマラヤ山脈も、チベット高原側よりも、より標高差のある南側の方からが高く見える、という話を聞いたが、富士山もやや似た事情があるのかもしれない。

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