「労働時間」

 相変わらずの断捨離だが「労働時間」も岩波新書の一冊である。驚いたのは、「イギリス資本主義初期、労働者を最低12時間以上働くべし、という法律があった」ということだった。確かに、12時間ぐらい働いていたことは知ってはいたが、法律でそれを決めていたとは、驚きである。
 ところで、世は不可解なことに、解散になった。実は、50年以上昔から、解散総選挙については、興味を持って、眺めていた。しかし、今回ぐらい無意味で、不可解な解散に思える解散は初めてだ。郵政解散も、不可解だったが、あの時は、郵政に関して、世論は大きく沸騰していた。今は、何もない。アベノミクスなどは、ちゃんちゃらおかしい。円安で、国富が減少して、日本が貧乏国家になっただけだ。
 それはそれとして、ここ50年以上の間に、誰がこのような、住みにくい日本にしたのか、と考えてみるのだが、労働の質を変えた、小泉改革に原因があるのではないかと、思ってしまう。非正規労働というのは、資本にとっては、夢のような有難いシステムだが、働く労働者にとっては、まったく、夢を持てない非情のシステムである。「労働時間」によると、「中世のギルドでは、職人や徒弟の労働時間は、8時間ぐらいだった」とあったので、別の意味のショックだった。もちろん、古い時代が良かった、などとは、露ほどにも思わないが、農業や手工業など、自分の家の徒弟的な職業は地道に続けることが、少なくとも、非正規労働よりは、良いのではないか、と思う。日本の人口が増えていった、右肩上がりの時代は、社会の歯車の一つになって、働いてみるのもいろいろな良かったのだろうが、これからは、数字的なことよりも、もっと質の良い夢を、追う時代にしたら良いのではないかと、収入を増やすよりは、何とか生活が維持できて、そのかわりに、質の高い、個人的なことができれば、良いのではないだろうか。
 選挙に関しては、売られた喧嘩だと、感じるが、それは、国民がやり返すしかない。棄権だけはしないで、投票所へ、怒りをぶちまけよう。

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