21世紀の資本

 21世紀の資本、という専門書が、話題になっている。要するに、資本主義は、貧富の格差が広がる、ということを、数字で証明した本だそうである。自分は、まったく経済学については、無学無知なものだが、むかし聞いた話では、「資本主義では、貧富の格差が広がるので、それを是正するための方策が、修正資本主義であり、多かれ少なかれ、現代の資本主義は、修正資本主義である」ということだったような気がする。彼の主張は、富裕層から、増税しバランスをとる、と言うことのようだが、そのためには、国際協定が必要、と言うことのようなので、現実には、ユートピア、としか言いようがないのは、残念である。
 面白いのは、政権に近い立場のメディアでは、引用している数字が、我田引水である、との説を強調し、政権に批判的な立場のメディアは、比較的、そのままを紹介しているのではないのだろうか。(Y新聞が、投書欄で、さりげなく、ピケティ批判を目立つ場所に載せてるのが、典型)自分的には、最近の日本が、極端に二極化している傾向が強いので、数字は別として、なかなかうなづけるような気がしている。むかし、まことしやかに聞かされた話では、日本は、相続税が高いので、半分は、社会主義みたいなものだよ、というものだった。日本では、戦後、農地改革という、かなり革命的なことがなされて、半分ぐらいは、平等でスタートしたような気がする。もちろん、戦後改革が、不十分だったことは承知しているが、自分の家が、結構な地主だったのに、自分の子ども時代は、貧乏だったので、このことは、とても実感している。その後の格差は、どこで起こったか、ということである。専門家でないので分からないが、一つだけ言えることは、大都市近郊の農家は、土地の価格がものすごく上がったので、この人たちは、濡れ手で粟、という感じで、リッチになったのではないか、ということである。現在、大都市近郊の農地は、相続税を納めるためなのか、いま流行の節税のため何か、どんどんと分譲住宅に変化している。この、人口減の時代に、増えているのは、異常ではないか、と思うのだが、これは現実である。やはり、二極化が進んでいるとしか、思えない。
現実の日本の二極化は二つあるのかもしれない。一つは、シニアの二極化、もう一つは働き盛りの二極化である。シニアの場合、ある時期、日本総中産階級だったので、現役時代に思いきり贅沢した派と、とにかく地道に生活した派との二極化かと思われる。働き盛りの二極化は、やはり非正規労働がガンで、安定した人生の設計ができないと、結婚も難しいし、ひいては、国がダウンすると思う。恐ろしいのは、この二つの二極化がリンクすることであり、現在やっていることは、この二極化をリンクさせようと、政府が必死になっているようにも見える。

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