ベスト・オブ・ザ・ベストofブリヂストン美術館

 東京八重洲にあるブリヂストン美術館が、長期休業に入るので「ベスト・オブ・ザ・ベスト」となうってベストコレンション展をやっている。BS美術館は、都心にあり、良心的な美術館でもある。今どき、絵葉書が50円と言うのは、他の展覧会の1/3の値段である。ところで、BS美術館は、午後と言うのに、門前に列ができていた。ギュラリーには、彫刻のスペースがあるのだが、省略させてもらう。第3室に、古代美術のコレクションがあった。BS美術館のコレクションといえば、絵画の印象が強いが、古代美術も、それなりに充実していて、場所が、狭いのが残念である。
 第4室 印象派の誕生 50「菜園」(ピサロ) 印象派のタッチで、望遠で除いたような、フレームの画だった。 52「自画像」(マネ)マネが印象派とも思えないが、生涯に2枚描いた自画像のうちの一点らしい。珍しい全身像で、顔は小さいが、眼が鋭い。 53「メリー・ローラン」(マネ)髪飾りが印象的だった。背景の処理が不思議な絵。 55「森へ行く老女たち」(シスレー)小さく描かれている3人の老女が、いかにもほほえましい。 58「雨のベリール」(モネ)タッチは違うが、東山魁夷を連想してしまった。 59「睡蓮」(モネ)初期の睡蓮なので、まじめな印象がある。 60「睡蓮の池」(モネ)わずか4年後の睡蓮だが、まるで、別の画家が描いたような印象がある。少し離れて見ると、立体感が、すさまじい。 61「黄昏、ヴェネチア」(モネ)グラデーションがきれいなのだが、黄昏なのに、青色が印象的だった。 62「ピアノを弾く若い男」(カイユボット)指がシャープに描かれていて、好ましい作品だった。
 第5室 印象派と象徴派 タイトルは印象派だが、この部屋の印象派は、「ポスト印象派」なので、そのように表示してほしかった。 64「化粧」(モロー)小品だが、紫色のマントと、ベールの細かい表現が素晴らしかった。 66「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」(ルノワール)BS美術館の看板娘である。おしゃまな少女が、可愛い。 67「少女」(ルノワール)パステル画である。つぶらな瞳との青い色が印象的だった。68「カーニュのテラス」(ルノワール)幸せの画家ルノワールが、晩年を過ごしたカーニュの景色である。 69「花のついた帽子の女」(ルノワール)100枚もの絵のモデルをつとめたとのこと。ルノワール色のオレンジ色がまぶしい。 70「すわる水浴の女」(ルノワール)初めて買った画集は、ルノワールだった。懐かしいルノワールは、ルノワール晩年の作だったらしい。 71「馬の頭部のある静物」(ゴーガン)ゴーガンの点描は珍しい。日本人形や、団扇も描かれていた。 73「乾草」(ゴーガン)木の間の彩がきれいだった。 74「モンマルトルの風車」(ゴッホ)暗いゴッホと鮮やかなゴッホが同居している感じの、貴重な作品だった。
 第6室 日本の洋画1 79「縫物」(浅井忠)バックの扱いが面白い。清楚な感じの「妻」が描かれている。 82「天平の面影」(藤島武二)何となく、青木繁の作だと錯覚していたのは、青木の「天平時代」と、混乱していたようだ。右あご(向かって左)の青い影が印象的だった。 87「海景」(青木繁)モネの絵と、同じようなモチーフだが、海や波が緑色に感じる作品だった。 89「海の幸」(青木繁)とにかく、圧倒的な、神経がバリバリするようなオーラを感じた。 90「わだつみのいろころの宮」(青木繁)主人公よりも、右側(向かって左)の女性の横顔が印象的な作品だった。
 第7室 日本の洋画 93「猫のいる静物」(藤田嗣治)フジタのラインは、お見事、という感じだった。 98「雪の発電所」(岡鹿之助)点描のような、独特の岡の風景画だった。 99「子供」(関根正二)関根の鮮やかな赤だった。子どもだが、大人のようにも感じる。 
 第8室 セザンヌとピカソ 101「帽子をかぶった自画像」(セザンヌ)背景が日本的。タッチは、セザンヌそのものだったる 105「生木と枯木のある風景」(ピカソ)大きな足の時代の作品と思われる。生木はあまりにも生々しくて、人間か化け物のような感じだった。 109「腕を組んですわるサルタンバンク」(ピカソ)BS美術館の看板スターである。
画像
色の数は少ない作品だが、赤い色が最も効いている。魅せられる作品である。 111「画家とモデル」(ピカソ)手抜きみたいな作品だが、画家の二つの顔が、よくよく見ると凄みがある。
 第9室 マティスと20世紀美術1 116「画室の裸婦」(マティス)通りすがりで、良さが分かりにくい作品だが、離れて見ると、マティスの凄さが分かる作品だった。 118「縞ジャケット」(マティス)印象的な黒い首飾りは、長女の、病気を隠すためだったらしい。 119「両腕をあげたオダリスク」(マティス)背景が強いのに、主題の邪魔をしていないという不思議な作品。 123「ピエロ」(ルオー)眼差しがとても素敵な作品である。 125「エルサレム」(ルオー)窓枠から眺めたような作品が面白い。 126「砂丘」(モンドリアン)具象的な題名だが、ほとんど抽象画である。でも素晴らしい。 127「運河船」(ヴラマンク)強烈なヴラマンクの作品だが、二つの煙と旗とが、リズムがあって良かった。
 第10室 20世紀美術2 135「島」こちらも、具象的な題名で、抽象的な作品。こういう作品は、好みの作品である。 142「大きな樹のある南仏風景」(スーティンうねうねした風景がすごい。
 第2室 戦後美術 146「旋回する線」(ジャン・フォートリエ)この部屋は、ほとんど素通りしたのだが、この作品は、さわやかな風が吹いているような感じだった。

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