高水山緑陰ハイキング

高水山緑陰ハイキング             2015/05/23
 26年ぶりの高水三山と書きたいところだが、岩茸石山をショーツカットしてしまったので、「高水山緑陰ハイキング」というタイトルになった。最近のハイキングとしては、4月下旬に、同じ奥多摩の日の出山に、「木漏れ日ハイキング」と称して、今年初めの足慣らしに歩いた。花の季節で、頂上の雑踏を除けば、大満族の山行だった。5月には、四国遍路を終え、返す刀で、熊野古道を、こちょこちょ歩いてきた。
 久しぶりの電車登山で、調べてみたら、やはり平成元年の、高水三山以来だった。その前をさかのぼると、昭和48年8月に富士登山ということになる。6時台の電車に乗る予定だったが、例によって早起きし、乗った電車は5:28の青梅行だった。寝る間もなく、青梅に着いて、向かい側の奥多摩行4両電車に乗った。青梅から先の青梅線は、とても東京都は思えないほどのローカル線で、6時前には、軍畑駅に着いた。無人駅だが、現在はスイカがある。いきなり、どちらに行くか、標識がなかったが、地図を取り出して、戻る方向の踏切を渡った。6:00の出発だった。26年前には、3つのシーンしか記憶がない。御嶽駅から、いきなり森の中を登りだしたこと。コース最奥の岩茸石山の眺め。そして、お寺(高源寺)まで下りてきたら、舗装道路になって、がっかりしたことの三つである。最後のがっかりが、印象的なのと、どうしてもドライブ登山が主なので、永いブランクになってしまった。さて、高源寺までの舗装道路だが、道路に並行して流れる平溝川は完全な上流のモードで、川だけをみればなかなかご機嫌な流れだった。スタートは、分かりにくかったが、歩き出せば、標識は完備していた。高源寺を通過したのは、6:25で、ここまではまずまずのペースだった。ちょっとだけ、コンクリート道路があるが、ここからは完全にギアチェンジだった。やがて、とてつもなく高い堰堤が現れ、何とか登りきった。ここからが、本格山道だった。登りだしたのは良いのだが、さっぱりペースが上がらずに、へとへと気味だった。我が家では、30分ごとに給水を取るシステムで登るのだが、この給水タイムが、一番の救いだった。草花の季節は、終わっていたが、灌木の花はいろいろ咲いていて、我々を慰めてくれた。花は、白花が多く、先日、熊野古道で出会った花も咲いていたが、正確な花の名前は分からなかった。恐らくは、ガクウツギではないかと思うが、他には、花が可愛いヒメウツギのような花が咲いていた。薄いブルーのコアジサイは、なかなか品があって、この日の花では、一番高貴な感じがした。
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そして一番、我々を喜ばせてくれたのは、モミジイチゴというオレンジ色の木苺だった。
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かつて、A山に登った時に、ブルーベリーの大群落に遭遇し、夢中になった記憶があるが、それ以来のラッキーパンチだった。ところで、奥多摩は杉の人工林が多い。先日の熊野古道も紀の国なので、人工林が多かったが、整備の具合では、やはり本場の方に軍配が上がるようだ。何とか、尾根にたどり着いたのが、7:15だった。
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この辺りからは右手に広葉樹林も現れて、新緑が美しい。やがて常福院不動堂への水平道に入ると、左手に立派な古刹が見えてきた。
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何となく、四国遍路をぶり返したような錯覚に陥る。
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山門で手を合わせ、せっかくならば、手を浄めようと思ったのだが、蜘蛛の巣が張った様な状態だったので、本堂でお参りだけをした。常福院不動堂への到着時刻は、7:55だった。ここから、すぐ上の四阿で、景色を眺めながら、ブランチをした。ぽつぽつと、ハイカーが登っては、追い越して行った。ここから、高水山の頂上は数分で、着いたのは8:20だった。
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標高759mの高水山では、記念写真を撮って、すぐ先を急いだ。急な斜面で、不覚にもスリップダウンしてしまった。しばらく、アップダウンを繰り返すと、ヤマツツジの咲いた、展望の良い場所に出た。
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景色や空気を堪能して進むと、真ん前に、絶壁のような道が見えてきた。直進岩茸石山、左折惣岳山との標識で、一瞬迷ったが、左折してしまった。気分的に、萎えていたのかもしれないが、以前の岩茸石山の景色を思い出したせいかもしれない。巻道は楽で、気持ち良かった。やがて、もう一度岩茸石山への分岐に至るのだが、逆からのルートだと、いかにも登りやすそうなので、逆ルートなら100%頂上へ向かいそうだ。このルートは、関東ふれあいの道らしく、四角い石の標識があり、御岳と百間茶屋の距離数が書かれていた。しばらく歩くと、またまた左巻道、右惣岳山という標識が現れた。ここで、巻いてしまうといかにも軟弱なので、必死に登ることにした。この高水三山を、毎月のようにトレーニングしている知人がいるが、ここを登らないと、話のタネにもならない。
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三点確保が必要な、岩場が現れ、ここを登りきると、悪場に注意、という標識があった。ここから、頂上はすぐだった。展望はないが、神聖な感じのする頂上だった。青渭神社の奥ノ院にお参りをして、下山しようか、と思ったら小さな標識があったので、そこで記念写真を撮った。頂上の大きな樹に、リスのような小動物が登っているのが見えた。ここからは、急な下りだったが、御岳駅から登ってくる山ガールや山ボーイが続々と登ってきた。どういうわけか、高水三山は若いトレッカーや、山オジサンが多い山だと思った。下って行くと、樹と樹との間に、しめ縄が張ってあり、ここが青渭井の霊泉だったが、残念ながら涸れていた。さらに下ると、再びしめ縄があり、神木が生えていた。
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下りきったところは、十字路になっていて、我々の御嶽駅へは再びの上り道だった。しばらく、ミニ縦走路を歩いた。何か所かの鉄塔を過き、下界の雰囲気が感じられる頃に、急な下りがあり、慈恩寺の横にひょっこり出る。御嶽駅への標識がないので、うろうろしたが、右の方に駅があった。着いたのは11:00だったので、行動の時間はちょうど5時間だった。ショートカットしたので、微妙な成果だが、緑陰のルートはどこも涼しい風が吹いてきて、気分は良かった。川沿いのカフェで、コーヒーでも飲もうか、とも考えていたが、11:18青梅行の電車があったので、「午前様」の帰りだった。電車では爆睡していたはずだが、12:20の小作駅には、乗りこさずに降りた。

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