二百名山への期待とブーイング

 田中陽希(敬称略)が、昨年のグレートトラバースに続いて「グレートトラバース2」をする、という予告番組(ビデオ)を見てから、同じNHKBSPの「にっぽん百名山(大峰山)」を連続して見た。「にっぽん百名山」は日本百名山をベースにした番組で、ひらがなにしたところが微妙だが、ほぼ同じものと、みても良いかもしれない。
 ところで、グレートトラバースは面白かった。15分に編集した番組も、楽しみにしていたのだが、時間帯が変更になってから、見るタイミングが難しく、後半は、ほとんど見られなかったのが残念だった。自分も、一応は、百名山に登ったので、かつて歩いたコースなどは、とても懐かしく感じた。
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「グレートトラバース2」は、いささか、二番煎じではあるが、それなりに期待したいと思っている。今度は、二百名山から百名山を除いた「百の頂」を登るような、予告だった。
 そんなわけで「グレートトラバース2」は、それなりに楽しみにしている。ただし、そのこととは別に、二百名山を選定した「深田クラブ」には、少なからぬ不信感を持っている。深田の名前を冠していない団体ならば、それはそれで良いが、こともあろうに、二百名山の不都合をごまかすために、深田久弥の元祖「日本百名山」を勝手に、改変していたのだから、恐れ入った。早い話が、百名山から大峰山がすっぽり抜けて、勝手に八剣山と言うピークが選定されている。念のために、深田の著「日本百名山」を再読してみたが、深田の「日本百名山」のどこをどう探しても、八剣山は出ていなかった。同様のことが、霧島山でも改変されていた。正しくは、「霧島山」であるべきものが「韓国山」という、聞いたことも見たこともないものになっていた。(実は、「百名山その後」というブログで、今回と同様に、深田クラブへの苦言を呈したことがある。その時に、韓国岳を百名山にすれば良い、というアドバイスをブログで書いたことがある。⇒現実に、このことが実行されたことは、良かったと思う。しかし、深田の百名山と、深田クラブの百名山とは、はっきりと、別物であることを、確認してもらいたい)深田クラブが、二百名山を制定することには、何の異議も感じない。そもそも、深田久弥の「日本百名山」と深田クラブの「二百名山」は、選んでいる思想がまったく違っていると思う。深田クラブによれば、二百名山を選定した理由を二つ挙げている。深田が、百名山の候補として挙げた山で、百名山にもれた山を救済すること。深田クラブの百名山サミッターのために、新たな目標として、二百名山を選ぶことが、クラブの目標だったこと、そのために、山の品格、山の歴史、山の個性の三条件をそのまま残した、としている。しかし、山を大きな存在と考える深田久弥と、山をサミットととらえて、そこに登ることを考えている深田クラブとは、思想も発想もまったく異なっている。なのて、百名山を継承するのではなくて、別の観点で、二百名山を選んだことにすれば、それで済む話である。深田久弥が、百名山を選び直したかったことは事実だが、彼が、それを果たす前に、亡くなったので、それはそれで仕方がない。いかに、深田を敬愛するクラブとはいえ、元祖「日本百名山」を勝手に改変することは、止めてもらいたい。

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