熊野古道 中辺路 緑遍路碧辺路⑰

5月13日 八日目 台風が駆け足で通り過ぎて、この日は天気が良かった。谷には雲が残り、水墨画のような感じだった。団体客がいたので、7:30過ぎにレストランへ行って、ゆっくりと朝食をとった。この日の目的は、白浜温泉なので、ゆっくりと出発したのだが、それでも9:10だった。白浜へは、ゆるりゆるりと、道なりに走ったのだが、新緑が、台風に洗われた感じで、より一層鮮やかだった。ただし、紀国なので、植林した杉などの針葉樹林が、面積の上では、圧倒していた。問題は、龍神温泉から白浜温泉までのルートだった。国道424号線梅で有名なみなべ町経由のルートと、県道29号線奇絶峡経由のルートがあり、どちらかだろうと思っていた。標識では、しばしば奇絶峡の名前が上がっていたので、どうやら県道が地元おすすめのルートと拝見した。しかし、ナビは、龍神中辺路線という新しい県道196号線を選択した。標識は、本宮・新宮となっていた。いつもならば、ナビよりも地元の標識を優先するのが、いつものパターンなのだが、地図で確認すると、面白そうなルートなので、そちらへ左折した。
長いトンネル(水上栃谷トンネル)を抜け、谷筋にしばらく走ると、国道311号線へ出た。地図で確認すると、中辺路の道の駅が、比較的近そうだったので、思い切って、寄ってみることにした。逢坂トンネルを抜けると、すぐに「熊野古道中辺路」という道の駅があった(10:13)。可愛い道の駅だったが、牛馬童子0.8㎞という標識が目に入ったので、そこまで行ってみることにした。牛馬童子というのは、いわば中辺路のシンボルボーイのような存在で、個人的にも、もともと一度は行ってみたかったので、ラッキーという感じだった。遊歩道を登ると、熊野古道の車道が現れ、この道を少しだけ歩いて、本来の世界遺産熊野古道中辺路へ入った。森林の道だが、心地よい風が吹いていて、とても気持ちが良かった。
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途中には、一里塚跡があり、白い花などが咲いていた。
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やがて、右牛馬童子、左近露王子という分岐(箸折峠)があり、牛馬童子へ向かった。写真の印象で、もっと大きな像かと思っていたら、手のひらに乗るぐらいの小さな像なのでびっくりした。
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それにしても、ひびが入っていて、このままでは、現状保存が難しいと思った。早急にレプリカを制作して、本物は博物館に入れて、保存すべきだと思った。壊れてしまっては、元も子もないからである。隣には、高下駄を履いた役行者もいて、貴重な場所だけに、何とかしてほしい。それはともかくとして、牛馬童子は、とても可愛くて、すっかり気に入った。もともとは、ここで帰るつもりだったのだが、近露王子も気になったので、そちらの方へも、足を延ばしてみた。
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すると、急な下り坂が見えて、その向こうに、近露の集落が見えていて、素晴らしい景色になっていた。
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この景色にすっかり満足して、もとの道の駅へ戻った。途中で、大団体ツアーに遭遇した。熊野古道中辺路道の駅には、めはり寿司
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やさんま寿司など、南紀の名物があって、時間は早かったが、美味しそうなので、昼食にいただくことにした。熊野古道は、なかなか人気があるらしく、多くのハイカーが行ったり来たりしていた。個人的には、世界遺産というのが引っかかっていたのだが、行ってみれば、なかなか魅力のある古道で、機会があれば、ぜひ歩いてみたいと思った。

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