四国霊場(八十八か所)ベスト10発表

 ついに、四国八十八か所霊場のリストラが完成したので、ベスト10の発表である。ただし、このベスト10は、客観的なものではなくて、あくまで、2015年の春に、クルマ遍路した、一期一会の結果の発表であり、極めて個人的な印象に基づくものであることを、断っておく。3月の遍路は花遍路で、ほとんどの寺では花が咲いていた。5月の遍路は、新緑がきれいだったので、緑遍路と称した。もう一つは、団体遍路との遭遇である。大きなお寺ならば、団体さんと遭遇しても、何とか紛らわす方法があるが、狭い寺で遭遇したら、悲劇である。遍路旅は、エンドレスの旅ならば良いのだが、あらかじめ、宿の予約をしてから回るので、時間の制約がある、そんな中での、ベスト10なので、もう一度、別の季節に、別の方法で回ってみたら、がらりと入れ替わっている可能性が高いように思われる。しかし、旅はやはり「一期一会」が楽しいので、2015年春バージョンである。
 1位 第七十一番 弥谷寺 クルマで参るのは、本意ではないのだが、現実的な方法として、選ばさせてもらった。いやだにじの山麓には、道の駅があったのだが、たまたま寺の入口あたりに、数台のスペースがあって、そこにクルマを停めることができた。現実には、上の方に駐車場があり、クルマで上れたのだが、本来の参道を歩くことができて、ラッキーだった。まずは、この参道のふんいきがとても良かった。
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この寺は、大師堂の方が、中心伽藍のような作りで、ここへ登る直線の階段は、なかなか厳しかった。
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お寺によっては、本堂よりも、大師堂の方が堂々としている寺があるが、大師堂の上に本堂があるので、感覚としては、大師堂が「本堂」で、本堂が「奥の院」のようなイメージがあった。大師堂は、靴を脱いで、拝観したのだが、若き日の真魚が、洞窟の奥で、勉学に励んだという、そのままのお姿で、とても感動した。寺の境内からの眺めも、山寺からのように、素晴らしかった。
 2位 十二番 焼山寺 いわゆる、遍路ころがしの難所を、登りつめた所にある寺なので、歩き遍路にとっては、聖地みたいな寺かと思う。クルマで上る場合も、なかなか難路で、たどり着くまで、大変だった。早朝に、駐車場へ着いたのだが、十三仏は、まだ風景にはなじんではいなかった。しかしここからの、水平道の参道は、なかなか良かった。
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途中、日の出があり、後光が差すようなご来光を、見ることができて、とても感激した。
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お寺には、杉の巨樹が雰囲気を引き締めていた。境内のふんいきもなかなか良かった。シャクナゲの花も、なかなかきれいで、プラス点になった。
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通常は、朝の7:00から朱印を受け付けてくれるが、ここはゆったりとしていて、それがまた強い印象に残った。この寺は、逆打ち伝説の衛門三郎ゆかりの杖杉庵も途中にあり、名物の梅干しもゲットすることができた。深山幽谷という言葉が、ぴったりのお寺だった。
 3位 第二十一番 太龍寺 四国の遍路で、空海を感じることのできる寺が、何か寺かあったが、この寺もその中の一つである。ロープウェイで上れるので、観光のイメージが強いのはマイナスだが、それを差し引いても、なかなか良い雰囲気のお寺だった。ゴンドラを降りると、いきなり急階段が現れて、焦ってしまうが、落ち着いて登ろう。我々が参拝した時には、団体遍路がいたのだが、境内が広いので、先に大師堂に参った。このあたりからは、先の、鶴林寺のお山も見えていた。大師堂は、拝殿の形式で、裏に廟がある、高野山のスタイルだった。本堂は、長谷寺のような雰囲気があって、良かった。
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ここから、朱印をいただくのに、参道を逆行するイメージがマイナスだが、それでも、景色はなかなか良かった。
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最後に、空海が修業したとれる舎心ヶ嶽へ行ったが、ここが最高に良かった。
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苦労しないで、ロープウェイで上れることと、団体遍路に遭遇したこと、花が満開ではなかったことなどで、ランクが下がったのが、残念といえば残念。舎心ヶ嶽への道に、美味しい泉が湧いていたのを、付け加えておきたい。
 4位 第二十七番 神峯寺 八十八の寺には、峰の付く寺と、神の付く寺とがあるのだが、いずれも雰囲気が良い寺だった。峰の付く寺は、文字通り山寺であり、神の付く寺は、神仏混淆のふんいきが強い寺で、こうのみねじは、その両方があった。山門の隣に、割り込むような鳥居があるのが、多少こっけいな感じがしたが、本当は、笑いごとではないのだろう。参道は、前半に、広域農道が整備されていたので、ルートを間違えなければ、噂よりも登りやすかった。景色は抜群に良く、シャクナゲもきれいだったが、最高だったのが、神峯の水と呼ばれる、手水場だった。
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飲める手水場は、何か所かあったが、庭園と言っても良い、造形美は、八十八か所の中でも、抜きんで、ナンバーワンだった。門前の、うどん屋も美味しかった。この日は、暑くて、その点がマイナスだったが、落ち着いた季節ならば、大師堂のふんいきも、良かったに違いないのが、残念だった。それでも、本堂前で、迎えてくれる大師像と、見晴らしの良さは、涼風を感じた。
 5位 第四十五番 岩屋寺 海岸山という、山号が、実は一番インパクトがあった。
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時間的な関係で、雲海は見ることができなかったが、この不思議な山号は、雲海を詠んだ、大師の歌にちなんでいるらしい。境内の立地条件としては、大岸壁の棚みたいな場所にあるので、景観としても、なかなかインパクトのある寺だった。
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この寺には、禅定窟という、空海が修業した洞窟があるので、そこまで登れば、ランクが、ナンバーワンになっても、良いぐらいの、歴史も雰囲気もある寺だった。一般的な駐車場は、下にあるので、220もの階段を上がらなければ、参拝できないのだが、当然、参道のふんいきもとても良い。せわしく、札所参りをするよりも、この寺を目的に参拝するのが、ベストの選択に思う。寺号の岩屋は「窟」だと思えば、覚えやすい。
 本来、ベスト10まで行く予定だったが、中身が濃かったので、残りは続編に託す。

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