ガイスラーアラムハイキング 伊墺瑞遊山の旅⑩

 7月8日 五の巻 今回の旅では、唯一の雨の予報が出ていた。夜には三日月も見え。朝も晴れていた。ところが、俄かに怪しい風が吹いてきて一転大雨が降った。その後は、気まぐれに雲が切れることもあり、自分が「悪魔の左足」と名付けた怪峰サッソルンゴが見えたり隠れたりしていた。
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8:18に出発したバスは、昨日のチロルの道
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を戻って、目的であるフネスの谷へ向かった。その間、雨はずっと降り続けていた。バスが、サンタ・マッダーレ村に着いた時、ガイスラー連峰のギザギザが見えてきた。
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もともと、このツアーに申し込んだ最大の理由は、この村の景色だったので、とりあえずホッとした。ここで、三たびガイドのS氏が登場した。コルツィナから1時間半のドライブで走ってきたそうである。フネスの谷最奥のRif Zanser (1680m)まで行って(9:20)ここからハイキングを開始した(36番ルート)。雨模様なので、上下の雨具は当然として、スパッツ、ザックカバーと、完全雨バージョンで出発した。
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事前の情報の通りに、初めは樹林の中の広い道を進んだ。
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花は相変わらず、きれいに咲いていたが、思ったよりも傾斜が急なので、みんなが必死に登っているように感じた。
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ガイドのSさんの足元を注意して見ていたら、小股でゆっくりしたテンポで進んでいた。それに対して、皆さんの歩き方は、大股で歩いているのだが、スピードは同じだった。改めて、プロの正しい歩き方を見て、感銘した思いだった。角度にもよるのだが、時々、樹林の上の方から、ガイスラーのギザギザの峰々が、雲に隠れたり出たりしながら、見えていた。
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やがて、道は広い道から、山道らしく変わった。それに伴って、高山植物も華やかになってきた。
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やがて、松(ラーチ)の木が疎林になるとGlatch Alm (1907m)へ出た(10:25)。立派な小屋があり、ここからはガイスラー連峰が、バッチリと勢ぞろいしていた。カメラおじさんたちは、24ミリでも入らないと、嘆いていた。
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トイレ休憩ではないのだが、飲み物もあるというので、さっそくエスプレッソを頼んだ。このアルムを出発したのは、10:40だったが、説明では、傾斜は、これからは楽になる、との説明だった。ルートはすっかりガイスラーの懐に入った様な感じで、山は近すぎる感じさえしていた。(引き続き36番ルート)
花では、アルペンローゼが盛りで、濃いピンクと薄いピンクの2種類が咲いていた。
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珍しい花では、微妙な紫色をしたマルタゴンという百合の花が咲いていた。
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どちらかと言えば、樹林帯の道なので、イメージとしては、屋久島や奥秩父、そしてニュージーランドなどのイメージだが、頭上にガイスラーの岩峰が見えているのが迫力だった。ルートが、直角に曲がるあたり(ここからAoolf Munkel Wog35番という、ガイスラーの山懐を歩くルート)で、ガイスラーの岩峰が雲に流されているように見えていて、この旅二度目の鳥肌の立つ感動を覚えた。
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やがて、ガイドのSさんお薦めの絶景ポイントへ達した。よく借景という言葉があるが、ガイスラーに借景は失礼なので、ガイスラーを主役とすれば、手前に松(ラーチ)の樹が生えたロックガーデンが脇役としての構図になるようだ。
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一歩動くごとにフレーミングが変わるので、絶景ポイントは、思いのほか狭かった。小屋までが1㎞との話だったので、20分ぐらいで着くのかと思ったら、実際には、再び直角に曲がり、36番ルートに戻り、標高2000mを越した小さな峰コルを越えたので、思ったよりも遠かった。
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