スマホの三悪

 退院後、初散歩、初お買い物、初お出かけ(近場)と、徐々に足を延ばしているわけである。電車の風景は相変わらずである。かなりの人が、ピコピコと、スマホをいじっていた。その姿を見ながら、スマホには、三つの悪があることを感じた。確かに、スマホは、便利なのに違いない。自分がどの車両の、どのドアにいれば、便利なのかを教えてくれる、アプリなどもあるらしい。それでも、大半のことは、無駄なような気がしている。
 若い頃に、熱中して、その後ぴったり止めたものが三つある。パチンコと、競馬と、野球の鑑賞の三つである。パチンコはともかくとして、競馬は、なかなか面白かった。自分なりに、勉強を重ねて、ノートを作り、推理することが面白かった。当時は、直接競馬場へ行くか、数少ない場外馬券場まで足を運ばなければ、馬券は買えなかった。当時、府中の競馬勝まで、足しげく通ったのだが、ふと、虚しさを覚えた。せっかくの休日の大半が、この馬券買いのために、費やされてしまうことへの虚しさだった。昔も今も、プロ野球は、シーズンであれば、毎晩のように、ナイター中継があった。ふと、この時間を別のことに遣えば、きっと有効な時間を過ごすことが出来そうに思えて、ぴったりと観ることは止めた。どの「趣味」もお金はそれほど投資しなかったし、そこそこの回収もしたので、損をした気持ちはないが、時間のロスには、呆然としたものである。今どきの、スマホをピコピコといじっている人たちも、人生の中の、膨大な時間を遣っているかと思ったら、気の毒になってきたし、ひょっとたしたら、日本と言う国の、膨大な損失かもしれないと思った。しかも、通信費と言うものが、ものすごく高いらしい。もう少し、人間の本質のようなもの、たとえば、美味しいものを食べるとか…別のことにお金を遣えば、日本の景気も、少しは良くなるのではないかと、思う。おそらくは、あんなものを、いつもいつも見ていれば、眼をはじめとする、健康にも、良いとは思えない。百歩譲って、便利なことは認めるけれども、その半面で、とても大切なものを、どんどんと捨ててしまっているのが、現実ではないだろうか。世の中には、学割と言うものがある。この制度は、これからの日本を背負う、若き学生に、少しでも、自分に投資をしてもらうために、格安な料金にする制度だと思う。スマホが、人間の成長に、プラスの面があることは、分かるが、スマホ片手に、勉学に励むのは、想像に難い。結局は、一種の「撒き餌」で、若いうちに、スマホ漬けの、中毒患者のような存在にして、のちのちじっくり回収しようとする、謀略にしか思えない。政府が、料金が高いと、しゃしゃり出たりしているようだけど、偉い人は、目先のことよりも、人間の本質的なことに、目を向ける施策をしたらどうだろうかと思う。テレビが登場した時にも、散々叩かれたような気もするが、最近のテレビはつまらないので、その心配もないが、ぜひ、スマホも、よりもっと素晴らしいことがあるので、相対的に、つまらないことに気が付いてほしいと、老爺心ならが、思ってしまう。
 P.S.アジアハイウエイの再放送を見ていたら、中国の女子労働者の賃金が6万円で、そのうちの半分が、スマホなどの、通信費に消えてしまう、という内容で、びっくりポンだった。他人のふり見て我がふり直す、だから、日本でも笑いごとではないのだろう、と思う。たまたまiPhoneの出荷数が、ようやく低下したそうで、人口減の日本であれば、正常化したとも思えるのだが、せいぜい2時間ぐらいが、スマホ時間ではないだろうか。あくまで、個人的な感想だが、電気代よりも、スマホ代が高い、ということは、なかなか納得がし難い。

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