成澤と曹操の熱意

 朝ドラ「朝が来た」では、いよいよ最終ステージに入ったらしく、成澤なる人物が登場した。彼は、女子の高等教育に熱意を持った人物で、彼が3年かけて書いた文章を、あさが読み、涙を流して感動する場面があった。やや似たようなことを、現代の政治家であるA氏も、話す場面があるのだが、あまりにも空々しく、虚ろな言葉に、すっかりしらけてしまう。要するに、心から思っている人の言葉の力と、ただ、左脳で考えた内容を、すらすらとしゃべる人の、力の無さとの落差なのだろうと思う。
 現在、宮城谷版「三国志」を読んでいる。一般的な三国志が、劉備を主人公としているのに対して、宮城谷版は、歴史の王道である、曹操を主人公にしている。一旦刷り込まれた印象は、なかなか抜けるものではないので、曹操はそれほど好きにはなれないが、客観的には、歴史を制した彼には、天が味方した、何かがあったのだろうと、思わざるを得ない。日本の歴史でいえば、頼朝に少し似ているかもしれない。曹操は、何度も苦境を乗り切るのだが、その度に、運命に勝っている。彼が、兗州牧をラッキーに襲封したものの、兗州には、百万の黄巾軍がいた。彼は、百万の賊軍を平定するのに、数千の兵で戦った。百万の兵を、百日、いや二百日かけて削ってしまえばよい、という壮大なプランだった。彼は「降伏するものを殺すな」という厳しい軍令をしいた。そして、捕虜の縄を解いて、「黄巾を脱いで、州兵にならぬか」と説得した。そして、全ての捕虜を解放した。やがて、数千の捕虜の中から、二人が「兗州牧にお仕えしたい」というものが現れた。曹操は、捕虜を捕まえては、説得し、捕まえては説得し、解放した。この話は、諸葛亮の七縱七禽の話しに、似ているといえば似ていて、英雄と言うものの、懐の広さを感嘆するしかない。やがて、彼に帰属して、黄巾を脱いだ兵は、二千から五万、やがて三十万という大軍になるのだが、曹操の熱意とは、凄かったのだろうな、と思うばかりである。
 日本の歴代J党総理でも、沖縄に関して言えば、橋本総理とか、小渕総理とか、本当に心を込めて沖縄を説得したと思う。彼らは、しっかりとした熱意があり、行動し説得したと思う。それにつけても、である。

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