ホスピタル模様

 今回のやまひは、自分で「びっくりポン病」と名付けた。年一回の、健康診断で、一つだけ懸念材料の数字が出た。診療所のドクターも、何ものかよく分からずに、総合病院の専門医の紹介状をいただいた。データの段階では、詳細は不明だったのだが、念のためにCTスキャンなるもので、見ていただいたら、百聞は一見に如かず、で一発で症状が分かった。「発見の CTスキャンに 感謝をす」約3ヶ月の闘病生活だったが、それぞれにステップアップする期間をステージと名付けて、第一ステージ、第二ステージ、オペレーション後を第三ステージ、第四ステージ、そして退院後を第五ステージと区切って、目標にすることにした。「ふくろ付け 第一ステージ 逆戻り」というのは、見かけ上、第一ステージと同じになった、とやや自虐的に詠んだものだが、すぐに「お名前は 前向き第三 ステージと」と前向きに考えることにした。次のステップは「ドクターは 第四ステージ 火か水」ということで、前日に喜んで「第四のステージまでは あと壱日」という句を詠んだ。結局、よくよくロードマップを読んでみたら、「よく読めば ロードマップと 同じなり」だった。そして退院直前には、「五番目の ステージ始まり 武者震い」した。ただただ入院生活をする人も多いと思うが、何事にも前向きに考える方が、やまひにも良いのではないだろうか。
 最初のころは、VIP待遇で、丁寧に聞いてもらえるのだが、だんだんと病状が回復するにつれて、普通の待遇に戻ってくる。たまたま、下一桁が1の日に入院して、下一桁が、9の日に退院した。これは不思議としか、言いようがないのだが、睡眠の感覚が、初日は1割ぐらいだった。そして、4日目までは、眠れましたか、と聞かれたのだが、その後は、そのように聞かれることもなくなってしまった。「日が過ぎて VIP待遇 落ちてゆく」「五割六割 七割睡眠 聴かれなく」なってしまった。それにしても、夜中中に、われわれ患者を看護ってくれるのは、本当にありがたい。「ライト点け 通るナースは 深夜便」カーテンをそっと開けて、観察してくれるのだが、それはそれで、いろいろと面白かった。うれしかったことから書くと、「一瞬間 看護ってくれる 嬉しさよ」ほんの瞬間なのだが、看護ってくれていると思うと、胸がジーンとしてしまう。「常夜灯 看護ってくれた 証拠なり」ということもあった。しかし、いろいろな性格の人もいるらしく、「カーテンを 微妙に残す 深夜便」寝た時には、しっかりとカーテンを閉めていたのだが、気が付いたら、カーテンが微妙に開いていて、廊下の照明が見えていたことがあった。症状が改善すれば、「中症は 通過して行く 深夜便」なので、カーテンが揺れるだけだと「カーテンが 揺れてなびけば ジェラシーか」などと、僻んでしまったりもする。一般には、「薄目開け 寝たふりをする 深夜便」ということも多かった。それでも、最高なのは、「隙間から ナイキの如く 光射す」の感動の瞬間だった。最後は、よく眠られたらしく「定期便 来るのも知らず ぐっすりと」眠っていた。ついに「仕事とはいえ、本当にお世話になりました。
 ホスピタルは、いつも人が多くて、小児科の近くなどは、保育園のようににぎやかな声が聞こえていることもある。しかし、日曜日の朝は、ひっそりとしていた。「人気なく サンデー病院 不気味かな」また深夜の廊下も不気味なのだが「真夜中は ガウンが似合う 廊下かな」だった。病院のエレベーターは、さすがにゆったりとしていた。「エレベータ 止めのボタンも どっこらしょ」の感覚だった。入院中の最大の楽しみは、食事なのだが、「献立表 基本は見ずの お楽しみ」にしていた。ただし、「デザートの 無い献立に ブーイング」などということもあった。病院には、レストランもあって、毎日のように利用させてもらった。「ケーキ食べ 水分補給は ドリンクバー」レストランからは、大岳山がきれいに見えていた。「ふる里の 大岳山は どっしりと」

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