日本遺産 初めに数字ありき

 H28熊本地震から早くも、半月となった。今年の春に、福島県を観てきた眼
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から言えば、熊本地震の交通インフラの復旧は、驚異的とも思えるスピードだ。おそらくは、GWという、観光にとっての、絶好の目標があったので、これに向かって、何が何でも、お尻を叩いたのではないだろうか。交通インフラが普及することは良いことで、ほめることはあっても、けなすことはないだろう。29日には、首相自ら、二度目の視察に出かけた。彼の頭には、「憲法改正」そのための「参議院3分の2確保」しかないから、視察にもそれが良く表れていた。彼が一番に力を入れたかったのは、「九州観光」の復興であり、そのための、パフォーマンスだったことは間違いない。そもそも、外国人観光客の数を、2020年までに、2000万人とする目標を決めたのは、政府自身だった。今年(2016)には、この目標が早くも達成されそうだ、というので、その目標を倍の4000万人にまで高めたばかりの、今度の熊本地震だったわけである。どうも、今の政権は、A氏の個人的な特質なのだろうが、魂よりも数字ばかりが、先走る傾向がある。数字を金科玉条にしてはいけないことは、古くは、旧ソ連邦の社会主義経済、近くは、三菱自動車工業の燃費偽装問題など、枚挙にいとまがない。
 数日前に、「日本遺産、新たに19件」という報道が流れた。日本遺産の構想そのものは、自分のブログでも提唱したことがあり、賛成なのだが、どうやら自分の構想とは、かけ離れたものになりそうである。もともとは、人気の世界遺産にあやかって、日本遺産を構想したのだと思う。今の世界遺産は、いろいろな打算が見えていて、嫌な気もするのだが、初心のころの世界遺産は、純粋な気持ちだったのだろうと推測する。なので、日本遺産も、そのような、世界に誇るものを「日本遺産」にしてもらいたかったのだが、どうやら、単なる観光PRのための、一つのブランドにか、過ぎないようだ。ブランドも、少数のうちには、価値も値打ちもあるのだが、余りにも多くなってしまうと、飽きてしまう。そもそも、今の日本遺産は、2020までに、100の数字を確保したいとの、目標があり、それをクリアするための、「新たな19件」だったようだ。そもそも、今の政権は、一番に大切な、国内消費に、全く目を向けていない。頼りにしているのは、もっぱら、外国への輸出と、外国人観光客の増加なのだから、全ては、そのための数字なのである。画に描いた餅よりも、もっと魂のこもったものを期待する、今日この頃である。

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