感動の笑顔 オーマイガット

 テレビジャックは、嫌なことが多いものだが、オバマ大統領の広島訪問は、とても感動的で良かった。伊勢志摩サミットの、空々しい雰囲気からすると、100%素晴らしかった。もともと、原爆には、「一言」あるのだが、今回のオバマ訪問だけは、ギャーギャー騒がずに、静かに見守りたいと思っていた。
 2010年に、ルース駐米大使が、はじめて広島・長崎を訪問した時に、歴史が変わったな、という印象を受けたのだが、今回のオバマ訪問は、インパクトの上で、とても比較にならない物凄さだった。ないものねだりをしても酷なのだが、オバマ氏は、広島訪問の直前に、岩国基地で、短いスピーチを行った。これを、生で(テレビで)聞いたのだが、通訳を通して、彼なりの率直なスピーチで、とても感銘を受けた。正直な話をすると、今年の、3月11日の、天皇の言葉と、総理の言葉の、余りにもの落差に、非常に驚いたことがある。「とと姉ちゃん」の東堂先生が、言葉には魂が宿っているみたいなことを話していたのだが、まさに、そのことを、地で言っていたような気がしたものだった。今回、最も心配したのは、オバマ大統領の「名演説」の後で、総理の「空虚な言葉」を聞かされたら、たまらないなあ、と言うことだった。オバマ大統領の所感・メッセージは、当初は5分ぐらいの予定だったらしい。しかし、実際は、17分の「大演説」だった。昨年夏の、総理の談話が、四方八方に気配りをした内容だったのだが、オバマ演説も、同じように四方八方に気配りをしていたのが、印象的だった。中では、「ナガサキ」の名前を、2度も触れてくれた。自分自身が、長崎県の出身だけに「ナガサキ」の言葉を、直に聞いたことは、とても感動した。欲を言えば、キリはないのだが、今回の広島訪問では、3つのことが注目されていた。原爆平和資料館を見学する、スピーチをする、被爆体験者と対話する、ことである。蓮舫氏が、今回の外交を絶賛したらしいが、この三つを、ごり押ししたのなら、絶賛に値するだろう。オバマ氏のスピーチを聞いて思ったのは、オバマ氏自身は、常々広島訪問を、熱望してたのだろう、と言うことだった。まさに、東堂先生の言っていた、言葉に、彼自身の魂がこもっているように感じた。そして、何よりも、感動的なのは、二人の被爆体験者との、会話だった。最初の方とは、笑顔が素敵だった。オバマ氏は、多少ひきつってはいたが、素敵な笑顔で、応じていた。あのような、状況で、笑顔は、想定外だったので、とてもびっくりポンだった。聞くところによれば、大統領の任期が少ないので、そのことに関した「笑顔」だったらしい。もう一つは、ハグ事件だった。彼は、被爆米兵の米兵の支援者・研究家だったらしいのだが、感極まった被爆者をハグしたらしい。米関係者は、「謝罪」することをもっとも恐れていたので、この時、思わず「オーマイゴット」と叫んだらしい。しかし、これも、想定外の出来事だったが、彼の自然なふるまいだったので、とても感動的だった。
 ところで、一番の「心配事」のことである。総理の、前半の話しは、なかなか良かった。実際に、話したことだったので、彼の言葉にしては、珍しく、実のあるような感じがした。ここで、終われば良いのにな、と思ったが、残念ながら、後半がやや饒舌だった。彼は、本来、「黒子」の役割なのだから、いかに目立たないことが、最高のおもてなしなのだが、それだけが、ちょっぴり残念だった。ただ、今回のオバマ広島訪問は、全体として見れば、十分に我々を感動させてくれた。そのことを、同時間で、体験できたことは、とても良かった。

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