アベ言えば、マスゾエる

 オバマ大統領の広島訪問は、感動的だったが、その前のG7サミットは、余りにも茶番過ぎて、滑稽だった。珍しく、BS1chのワールドニュースを見たが、世界の評価が、何よりも物語っていると思った。特に、サミットのまとめの記者会見は、残念ながら、マスゾエ氏とは別の、「公私混同」のようにさえ思った。アベ氏の、考えていることは、吹き出したくなるほど、掌の中で良く見えるので、時々、このブログでも紹介してきた。あの会見は、世界に向けて発信したはずなのに、どう見ても、国内の「選挙対策」でしかなかった。
 そもそも、アベノミクスと称する政策は、核心の部分から、間違っていると、当初から思っていた。なぜならば、全てが、外国頼りで、景気回復の、本道本筋にあたる、国内消費を拡大させる施策に乏しかったからである。今回の、G7サミットで、アベ氏が、一番に強調したかったことは、「財政出動」だったらしい。アベ氏は、本番前に、ヨーロッパにまで出かけて、根回しをしたのだが、結果的に、玉虫色の「G7版3本の矢」なるものに落ち着いた。3本の内容は、金融政策、財政出動、構造改革の3つらしいのだが、これなどは、言われなくても、いつも、各国政府が、良かれと思っていることである。良く言えばそれぞれに、悪く言えば、バラバラにやっていることを、宣言したに過ぎなく、何ら新鮮味は無い。そのことを、アベノミクスが世界に発信したかのような、はしゃぎ過ぎには、いささか、あきれ果ててしまった。もともと、アベ氏には、都合の良い数字だけを引用する、悪癖がある、今回の「リーマンショックショック前の状況」などの数字も、その典型である。もし、そうであるならば、アメリカが、6月に金利を引き上げる訳がないし、国内でも、求人倍率が高い訳がない。そもそもが、外国に頼ったアヘノミクスの失敗を、外国の所為にするのは、矛盾もはなはだしく、自分の見通しが甘く、アベノミクスが失敗だった、と素直に謝るべきである。「リーマンショック」を「リーマンショックショック前の状況」と、同じに扱おうとするのは、同じ文言を使えば、同じ意味である、という、小学生にでも騙されないような理屈をこねたことになる。タイトルの「アベ言えば、マスゾエる」は、もともと「アー言えば、上祐」をもじった皮肉なのだが、アベ演説と同時刻に、東京では、マスゾエ都知事の定例会見をやっていた。チャンネルを回したら、伊勢志摩のアベ氏の中継よりも、東京のマスゾエ氏の方が、民放では、人気があったのを、皮肉った意味もある。ある意味、アベ氏とマスゾエ氏は、よく似ている。同じ文言を多用して、理屈を通そうとすること、そして、公私混同であること。もっとも、アベ氏の公私混同は、たちが悪く、国際社会という「公」と、国内の選挙対策という「私」との公私混同である。言うまでもないが、マスゾエる、とは、あれこれと、理屈をこねることを言う。

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