生けるマスゾエ死せるアベノミを走らす

 ようやく、宮城谷版「三国志」を読み終えた。今年の正月から読み始めたので、読み終えるのに、半年弱かかったことになる。ちなみに、昨年の正月は、北原版「三国志」を読んだのだった。少々やくざな北原版は、小説としては面白かったのだが、最後が、やや尻切れトンボだった。宮城谷版はその意味では、丁寧な小説だったが、やや書きすぎる傾向があり、もう少しすっきりした方が、小説としては、面白かったような気がする。宮城谷氏は、後書きの中で、四知の楊震と史上、最悪人間である梁冀について、書くことで、これまでの「三国志」は違う「三国志」をめざしたらしい。四知とは、天知る地知る、我知る、汝知るの4つなのだが、マスゾエ氏の答弁は、楊震とは、対極にいる人物のように思えた。ところで、タイトルの「生きるマスゾエ死せるアベノミを走らす」は、「三国志演義」の「死せる孔明生ける仲達を走らす」の逆パロディ版である。最初は、「死せるマスゾエ生けるアベノミを走らす」にしようと思っていたのだが、逆もまた面白いか、と思って、このタイトルにした。先日、マスゾエ氏の定例記者会見と、アベ氏の消費税再延期会見とが、同時刻にバッティングしていた。どちらかといえば、テレビの露出度で、マスゾエ氏のほうが、優勢かと思ったのだが、このことが下敷きになっている。国民の関心は、消費税再延になく、マスゾエ問題に集中したことは、どうやらアベJ党政権には、「追い風」になったらしく、ちょっと見には、「順風満帆」に思える。何と言っても、甘利問題が、全く不問状態になったことが大きい。それにしても、6月13日の都議会J党の質問は、失笑ものだった。すでに、マスゾエ氏は、死に体で、どうしようもないのだが、現実には、「都知事」であることには、一点の疑いもなく、このまま、「生かして」おけば、参議院も何もかも、ぶっ飛んでしまうのだから、たまらない話である。
 ところで、死せるアベノミクスである。悪い話は、すべて海外の所為にするのだから、アベ氏の観点からは、アベノミクスが失敗する理由がない。しかし、現実には、円高が進み、日本株も暴落して、アベノミクスが大失敗したことは、疑いようがない。唯一のポイントが、就職状況なのだが、これは、人口減少なかんずく、団塊世代の、大リタイア時代に入ったためでしかなく、アベ氏よりも質が悪いのは、このことに、全く気が付かない、国民自身だろう。今は、飛ぶ鳥を落とす勢いのアベ氏と、凋落がはっきりしたマスゾエ氏だが、ちょっと歯車が狂っていたら、今ごろは、マスゾエ氏は総理大臣で、アベ氏は、おおさか維新の党代表だった可能性が高い。マスゾエ氏が、今ぐらい「我慢強く」J党に残っていたら、当時の国民の「人気」では、総理大臣にもっともふさわしい人物の、一番人気がマスゾエ氏だったのだから、仕方がないか、とも思える。
 今回、ちょっとした湯治に出かけたのだが、アベ氏に言われるまでもなく、多くの「ご老体」が、サービス産業に頑張っていた。これは、働き性の部分と、経済的な部分との両方がありそうだが、別に「一億総活躍」とは、何の関係もない。後は、野党の政策のつまみ食いをして、アベノミクス失敗を「一億総活躍」にフェイントをかけている真っ最中である。正直な話し、この睡眠状態が、すぐに解けるとも思われないので、「大与党」による78議席阻止が、勝敗の分かれ目と、見るべきだろう。

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