白川阿弥陀堂 福と復の花旅⑬

 4月15日(金) 六日目 昨夜の地震は、「H28熊本地震」と名付けられ、その後も強い地震が頻発していた。旅行で地震、というと5年前に、イスラエルの旅行中に東日本大震災があったのが、記憶に新しい。犠牲者のお悔みと、地震の早い復興を祈りたい。そもそも、今回の旅は、大震災の祈念旅行でもあった。チェックアウトは、11:00なのだが、朝風呂と、ゆっくりの朝食を堪能して、我々としては遅めの9:17に出発した。この日のメインは、白川阿弥陀堂なのだが、途中にある湯本温泉の野口雨情童謡館に寄った。
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ちょっとレトロな建物で、最後に係の人に話を伺った。きれいな風景が、壁(防潮壁)に妨げられて、これからの子どもは可愛そう、と話されていた。ちなみに、いわき湯本温泉は、摂津の有馬温泉、伊予の道後温泉とならぶ日本の三古泉の一つで、1000年の歴史があるらしい。
 白川阿弥陀堂は、2度目の訪問である。最近、つくづく思うのは、大人の読書、大人の旅行のことである。本には読み時、旅行には旅(たび)時というものがあることに、最近気が付いた。白河阿弥陀堂も、若き日に来たはずである。国宝の建物ということで、見学に来たと思う。たぶん、建物を「見た」ことに満足して、日帰りで帰ったのだと想像する。今回は、旅の時期も良かった。小さな盆地のような所に阿弥陀堂はあり、まわりの山の春の色が素晴らしかった。
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この建物は、東北に残る平安三建築の一つ(他は金色堂と、角田の高蔵寺阿弥陀堂)であり、全国的に見ても、地方の上代(平安よりも古い)建築は、鳥取の三徳山投入堂、大分の富貴大堂と5つしかない。今回、阿弥陀堂の周りを一回りして見学したが、正面から見た太い組み上げ物が印象的だった。
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阿弥陀堂の正面には、復元された浄土庭園の池があり、池越しに眺める阿弥陀堂も、素敵だった。御朱印を頼んで、帰りにいただいた時に、係の人に、大震災の影響をきいてみた。阿弥陀堂は、無傷だったらしいが、中の阿弥陀如来像に細かいひびが入ったので、修理したとのことだった。若き日の旅は、国宝建築物を見ただけで、満足したらしいが、今回はきちんと内部も拝観した。阿弥陀堂は、850年の風雪に耐えているので、中の浄土を表した装飾はほとんど微かなのだが、堂内に鮮やかな色で復元したものがあった。仏像は、阿弥陀如来像など5体の平安仏があり、特に阿弥陀様は定朝様で、落ち着いた仏様で良かった。

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