展望の入笠山

初夏の入笠山                         2017年6月5日
 6月5日 梅雨入り目前の、信州への旅に出た。10日ほど前に、箱根に行った時には、2泊3日のうち、後半の2日が曇空で、ちょっぴり残念だった。今回に関しては、最終日に、傘マークが予想されていたので、初日に、頑張ってみることにした。というのも、ここ2年ばかり、国内の山は御無沙汰で、特に昨年は、まったく、行くことが不可能だった。山登りに関しては、幼稚園クラスの山から、再チャレンジすることにしたのだが、浮上したのが、南アルプス前衛の、入笠山だった。若かりし頃に、車で林道を駆け上り、さらっと登った記憶と、その時の写真はあるのだが、それ以外のレガシーは、まったく残っていない山ではあった。今回は、富士見パノラマリゾートの、ゴンドラを利用することにして、営業時刻の、8:00に照準を合わせて、5:35に自宅を出た。高速は、原則1時間で休憩することにしているのだが、今回は、ちょっと頑張って、双葉SAまで走った(6:55)。美味しそうなパン屋さんが、7:00にオープンしたので、簡単なブレックファーストにした。出発したのが、7:27で、ひとっ走りして、7:58に、諏訪南ICを出た。中央高速は、途中1000mを越す高原を走るのだが、ノートのターボ車は、なかなか快適だった。すでに、ゴンドラは稼働していたので、準備をして、切符を購入した。ここから、ゴンドラの駅まで、やや水平移動で離れていたが、半ごろには乗り込むことができた。目前に、八ヶ岳の雄姿が望めて、ご機嫌なゴンドラだった。上まで登ると、案内板と地図があり、入笠山は、右折と書いていた。そこには、ホテイアツモリソウの大きな看板があり、その場所には、黒いテントで、保護はされていたが、立派なホテイアツモリソウが、堂々と咲いているのを見つけることができた。
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今回、入笠山を選択した理由は、前述の他に、このアツモリソウが栽培されていることと、時期は微妙ながら、この山がスズランの群生地だったことがあった。そのうちの一つが、さっそく、実現したことで、まずは、嬉しくなった。何種類かのアツモリソウがあり、蕾から、開花したものまであり、なかなか貴重なものだと思った。トレッキングルートと称するルートは、木の根がやや歩きにまかったが、新緑の樹林コースで、気持ち良かった。やがて、林道が現れたのだが、方向から考えて、左折してみた。やがて、2組の団体とすれ違ったのだが、マイクロで登ってきたのか、と深く考えなかったことが不覚だった。しばらく歩くと、見覚えのある、ゴンドラの駅前まで、戻ってしまった。たまたま、係員らしい人に聞いたら、途中に、下る階段があったらしいのだが、どうやら、団体客が、固まって、相談していたあたりだったらしい。取って返して、入笠湿原への入口を見つけたのだが、それならば、最初の標識で、右折も左折も「入笠山」の標識を掲げてもらわないと、我々と同じ犠牲者が出てきてしまうのでは、ないだろうか、ブーイングを呈しておきたい。やがて、鹿防止のフェンスがあり、木道を坦々と下って行くと、両側に、スズランと思しき葉っぱの群落が見えてきた。残念ながら、ほとんどは葉っぱだけか、小さい蕾だけだったが、恐るべき数のスズランの群生地で、ぜひ、もう一度、花の季節に、来てみたいと思った。木道階段を下りきったところが、入笠湿原
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で、花の季節には早かったが、ズミの蕾が真っ赤になっていた。
湿原の向こう側に、茶店があり、牛乳があったので飲んだら、とても美味しかった。茶店には、バッジも、数種類あり、スズランデザインの二つのバッジで迷っていたら、こちらは花の百名山が入ってます、というので、そちらをゲットした。どうやら、こちらは自生のニホンスズラン、もう一つは、栽培しているドイツスズランだったらしかった。ここから林道をちょっぴり登ると、再び、鹿フェンスが現れて、我々はこの中のジグザク道を登ったのだが、ここは、フェンスの外側を直登する道もあった。再び合流したあたりに、マナスル山荘が見えていたが、ここは、帰りに寄ることにして、このまま、本格的な登山道を登り始めた。今回、服装は山支度だったが、靴はやや軽い靴、ストックは持たないで来たのだが、この道なら、本格装備が似合いそうな登山道だった。途中に、木々のやや途切れた場所があったので、覗いていたら、先客の人が、ここが入笠山の「額縁」で、向うに、爺ガ岳が見えています、と説明してくれた。
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なるほど、樹を額縁にして、向う側に、残雪のきれいな山が見えていた。我々が、この景色を堪能した後に、立派なカメラをかかえたシニアの山オールドボーイがやってきたので、その絶景を、親切に教えてあげたのだが、二度もしつこく、「爺ガ岳」です、と言ったので、くすくすと、大笑いをしてしまった。やがて、白いオオカメノキの花が咲いているのを見送ると、右岩道、左岩道回避の標識があったので、迷わず、左折した。この日の入笠山は、シニアに混じって、いわゆる山ガールや山ボーイもいたのだが、正真正銘のガール&ボーイの小学生登山隊にも出っくわして、なかなか賑やかだった。写真にはあまり撮らなかったが、スミレの紫色の花もたくさん咲いていた。やがて、このスミレが、岩の上の苔に混じって咲いている
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のを、何か所か見たら、頂上が近かった。頂上は、広々としていて、賑やかだったが、それよりも何よりも、景色が素晴らしかった。
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正面に、八ヶ岳の山脈がずらりと並んでいるのは、もちろん壮観なのだが、その左手には、諏訪湖と諏訪盆地が望めて
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、その向こうには、北アルプスの山々が見えていた。ただ、多くの山に、雲がかかっていたのが、残念だった。北アルプスの左手には、順に、乗鞍岳、木曽御嶽の白い山があり、その左手には、木曽駒ヶ岳を主峰とする、木曽山脈(中央アルプス)が、真っ白い姿で、並んでいた。さらに、左側に目を移すと、手前の新緑の緑の山の後方に、くっきりとした白い山が見えていて、どうやら、これが仙丈ケ岳だった。さらに、左手には、見まがうことのない、甲斐駒ケ岳のピラミッドがそびえていた
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のだが、もちろん、白根三山や鳳凰三山は、どちらかというと、引き立て役の形で、見えている感じだった。さらに、左に目を移すと、甲府盆地も望めた。一つだけ残念だったのは、甲府盆地の後ろに、富士の山が雲に隠れて見えなかったことだった。入笠山山頂の標識は、なかなかユニークで、両方が表というリバーシブルの標識で、景色を見れば、納得する感じだった。ここで、やや早い、昼食を、SAで買ってきた、おむすびを食べたのだが、2個では、足りないぐらい、美味しかった。元来た道を、小学生登山隊と、前後しながら下った。我々は、マナスル山荘で、コーヒーブレイクをすることにした。登山口まで戻り、周囲を散策したが、畑に栽培されていたドイツ鈴蘭よりも、森の中にひっそりと咲いていた、山芍薬の白い花が可憐で、可愛かった。
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