デルフィ遺跡 華麗なるギリシャ紀行⑤

 デルフィの遺跡見学は、まず、アテネの神域に行った。前回には、パスした見学地なので、一番に楽しみにしていた遺跡だったが、ガイドの、ジョージアさんによると、少し離れているが、デルフィでは、一番に有名な景観なので、連れてきました、との説明だった(昨日買ったピンバッジのデザインも、ここのトロスだった)。昨日の経験によると、デルフィの参詣は、海側からやってきて、最初に、このアテネの神域を詣でるのが順路だと感じた。アテネの神域は、背景に、パルナッソスの山や、アポロン神殿が見えていて、なかなかのシュチエーションだった。古代は、きっと荘厳な風景だったに違いない。ここで重要なのは、アテネ神殿なのだが、有名な景観は、トロス(円堂)である。
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アテネの神域のすぐ上に、トロスを望む絶景ポイントがあり、帰る時に撮影した。
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カメラに収めると、右脳が、妙に冷めて、満足してしまうものだが、今回は、カメラに満足しないで、自分の眼で、景色を焼き付けてきた。海外旅行初心者の時代は、写真を撮ることにばかり集中して、「行った」という印象しか残らなかったのが、遅まきながら、健全になった、というわけである。まだ朝の内だったが、直射日光が物凄く、真夏の陽気だった。次の見学が、デルフィ博物館だった。すっかり、近代的に立て直されたミュージアムで、展示物については、ほとんどが記憶のあるものだったが、説明が丁寧だったのか、新鮮な気持ちで、見学することが出来た。最初の、スフィンクスはなつかしかった。
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手持ちの図鑑に、巫女と紹介されていたコレーは、パルテノンのそれと同じく、女性柱になっていて、アルカイックスマイルの少女たちが、とてもいとおしく、感じた。
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他にも、多くのコレーがいて、どれも可愛らしかった。踊るコレーのモニュメントがあり有名な「世界のへそ」は、この上に乗っかっていたらしい。
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その他では、あのミロのヴィーナスの、兄弟か、と思われるようにそっくりな男性像があり、興味深かった。
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もちろん、前回も感動した男性御者像は、今回も良かった。
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前回は、主に上半身に注目したのだが、今回、足元まで注意して観たら、これが物凄く迫力のある、足だった。前回は、真冬で、ミュージアムから、直接、雪のちらつくアポロンの神域に登っていったのだが、今回は、ミュージアムからしばらく水平移動して、本来の、大手門のルートから、入場するスタイルに変更されていた。きっちりと大理石で整備された遊歩道だが、滑りやすく、歩きにくかった。最初の見学は、ストア
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だった。続いて、アテネの宝庫
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を見学したのだが、これは、復元されたもので、壁などの本物は、ミュージアムにあった。ペルシャ戦争で、勝利した時に、寄進されたものらしく、マラトンの古代文字が、そのままに残されていて、感動的だった。一番のメインの建物は、アポロンの神殿
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で、前回は、はるか遠くから、神秘的に眺めたものが、すぐそばを歩いていくので、身も蓋もない感じが、しないでもなかった。ここからは、20分のフリータイムが与えられた。
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健脚組は、一番上のスタジオンまで歩いて登った。
 「神託の 往時を語るか 夏の草」(神話の時代は 世界の臍なり)
アポロンの神域の、一番上には、スタジオンがあり、行って驚いた。というのも、観客席が、きれいに復元されていて、全体的に立ち入り禁止になっていたことだった。オリンピアのスタジオン
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は、駆け抜けることが出来たのに、ここは出入り禁止なので、ある意味、将来的には、遺跡感が向上すると思うが、昔の景観が、懐かしくもあった。立ち入り禁止は、遺跡の保存には、もちろん良いことだが、その反面で、大理石の遊歩道は、エフェソスのそれよりも、嘘っぽいので、個人的には、テーマパーク化は、残念な気がした。ただ、下る途中に、古代の大きな雨樋(U字溝)みたいなものがあり、そこだけは、遺跡の雰囲気が漂っていて、なかなか気に入った。
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急いで、入口の集合場所まで戻った。
昼食は、デルフィの街のレストランで、食した。かつて、デルフィの遺跡の上にあった集落が、遺跡保存のために、現在の場所に移動したのだそうで、門前町には違いないが、これは、近代的な門前町、ということのようだった。

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