立山最高峰大汝山 どらくれ立山三山縦走③

 7月25日(水) 早起きして、朝散歩をした。本当は、御来光を見たかったのだが、角度的に厳しいらしく、朝飯前に、雄山に登る必要があるらしかった。それでも、朝焼けの天体ショーは、楽しかった。
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また、高山植物が、朝のうちには、瑞々しく咲いていたのも、印象的だった。さて、山小屋の朝食は、コンロで、目玉焼きを作るなど、工夫はされていたのだが、6:00という時刻がネックで、出発が6:36になってしまった。
 山小屋からの、いきなりの急登は、よくあるが、ここの登りは、ガレ場の急登という、より条件の悪いものだった。ただ、浄土山から眺めた雰囲気では、花はあまり楽しめそうになかったのだが、思ったよりもたくさん咲いていて、我々を励ましてくれた。ミヤマアキノキリンソウ
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などは、何となく地味なイメージがあって、普段はあまり写真には撮らない花だが、思わずシャッターを押してしまった。岩場なので、イワツメクサとタカネツメクサとが、競うように咲いていた。そして、ミヤマダイコンソウの大群落
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があったりして、ちょっとびっくりした。ここの登りは、風景のアクセントに乏しいが、途中に二ノ越、
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三ノ越と、
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祠がある。ただ。祠が、余りにも壊れかけているのは、何となくうら寂しい。登山道が複数あり、右側通行になるように、ペンキ印が付けられてあるが、ルートファンディングは、思ったよりも難しかった。四ノ越
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を過ぎると、傾斜がやや緩やかになり、目の前に山小屋風の建物である、社務所が大きくなってきて、三角点のある広場に着いた(7:40)。
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GBで1:00のコースを、何とか、1:06で踏破したのだが、前回の木曽駒の千畳敷~乗越浄土と、ほぼ同じようなペースだったことになる。前回は、気が付かなかった、一等三角点で、記念写真を撮った。早速、参拝の手続きをして、雄山神社のある山頂へ登った。
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前回は、参拝者があふれ返っていて、ごみごみした印象が濃くて、感激にやや乏しかったのだが、今回は、我々二人を含めても4人だったので、落ち着いてお祓いをしてもらえた。この日7月25日は、何と雄山神社の1年に1回の例大祭の日だったそうで、いつもは閉められている神社の、三つの扉がすべて開けられていて、特別な飾りもされていた。
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とてもハッピーな気持ちになった。頂上では、剣岳をバックに、宮司様直々に、記念写真を撮ってもらえた。雄山の出発は、8:18だった。トラバース道で、結構危険なので、息は抜けないが、何とか下って行った。しばらく歩いて、休憩所のある大汝へ着いた。天気が良ければ、頂上はすぐに分かるのだが、ガスがかかっていたら、確かに通り過ぎてしまう感じのピークだった。ここが、今回の旅の最大の目的だったので、迷わず、頂上の岩山によじ登った。
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雄山で一緒だった4人が、ここでも一緒になって、記念写真を撮りあった。日本百名山の立山の標高は、確かに3015mなので、山頂なのだろうが、これは左脳的な感覚であって、立山のアイデンティティは、やはり雄山にあるので、お祓いを受けるべきものだと確信した。休憩所で、立山最高峰大汝山標高3015mの山バッジをゲットして、先に向かった。富士の折立には、多くの登山者が休憩していた。どうやら、逆コースで、富士の折立の急登を登り切ったところで、休んでいた様子だった。ここからは、黒四ダムのアーチがきれいに見えていて、ちょっぴり感動した。
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富士の折立の下りは、物凄い急坂で、苦労しながら下った。立山は岩山なのだが、次の真砂岳は、花崗岩が砂になった、ざらざらした山で、右手に雪を抱いた内蔵助カールがきれいに見えていた。
 今回の立山登山は、「どらくれ」なので、もともとは大走りを下山する予定だった。大汝休憩所のお兄さんも、気を付けて下れば、大丈夫ですよ、とアドバイスをもらった。ただ、時刻が、9:38だったので、このまま、みくりが池の宿に向かうのには、余りにも早すぎる気がして、真砂岳に向かう決心をした。
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雄山への登りほどではないのだが、真砂岳の登りも、ただ、ひたすらに我慢する感じの登りだった。右手には、内蔵助山荘が見えていて、応援団は、可憐なチシマギキョウだった。
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途中、もう一度大走りの分岐が出てきて、ギョッとした。上り詰めたところにケルンがあり、山頂かと思ったが、本物は、もう少し先だった。先に、立山三山の標識が、不親切、と書いたが、行く手に、意味不明の分岐があった。右に、内蔵助へ、と微かに書いてあったのだが、ここを登ったところが、2861mの真砂岳山頂だった。真砂岳は、ハイ松が適当に生えているので、ミニ白砂青松といった風情の、気持ち良い場所だった。すぐ先に、右折する道があり、右手に山荘が見えていた。この日は、朝から天気が良く、ちょっとした岩陰があったので、時間もブランチの時刻(10:00)だったので、扇沢で買った弁当で、中食にした。真砂岳の次は、立山三山の最後の山である、別山である。急な登りがあり、すぐ側には、巻き道があるので、ショットカットしたくもなるのだが、意を決して、登りだした。結構に辛い登りだったが、登り詰めると、感激が待っていた。眼前に、剣岳が、適度に雪渓をまとって、堂々とそびえていた。剣は、何度も見ているのだが、別山からの剣が、最も貫禄があるように思った。
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スケッチをしていると、剣の左手から雲が湧き出したので、疲れていることもあり、北峰はパスして、次を急いだ。ちなみに、GBでは、1:00になっている、真砂岳~別山は、0:55ぐらいで、踏破した。はるか下にある巻き道と合流する地点には、なぜか、ハングルの標識があり、残雪期には、危険ということらしかった。ここは、もう一つ、剣沢から登ってくる道があり、そこを登ってきたお兄さんと、挨拶をした。昨日は、剣山荘に泊まって、剣に登ってきた、との話だった。ここから、別山乗越は近いのだが、何となく、遠く感じた。GBで、20分となってる道は、25分かかり、ちょうど12:00に、剣御前小屋に着いた。多くの登山者がいたが、国際色が豊かな感じがした。カップコーヒーを頼んで、休憩したのだが、いつもは入れない砂糖を入れても、おいしく飲むことができた。GBを見ると、ゴールまでには、まだ2時間半近くあるので、長居はしないで、下りにかかった。季節的には、まだ早いと思われた、トウヤクリンドウが咲いていたのが、ちょっぴりうれしかった。
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それにしても、物凄い下りで、歩きにくい下りでもあった。途中で、大走りのコースが見えていたのだが、結構な人数が、歩いているのが見えた。下りも半分を過ぎると、真っ白な草原が見えてきたのだが、どうやら、ハクサンイチゲ、チングルマ、ミズガシワなど、白い花の群落らしかった。とりあえずのゴールである雷鳥平には、多くのテントと、その近くには、巨大な雪原が見えていた。下りきると、河原に出て、木橋を渡り、雪原を渡ると、ようやく雷鳥平の一角に出た。下りだけで、楽に1時間半ぐらいかかった。おまけに、ここからは、例の歩きにくい、舗装された難路になり、さらに登り返しなので、精神的にくたびれた。仕方がないので、一歩一歩我慢我慢で、階段を上ると、大きな山小屋である雷鳥荘があった。時刻は、14:20だった。みくりが池のゴールは、14:43だった。

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