金子みすゞ記念館 元乃隅神社 ぐるっと長州 秋游の旅⑥

 最近、外国人が発見した「名所」が、新しい観光名所になっているケースが多いが、元乃隅神社はその典型である。この日のドライブは、ほぼ国道191号線をなぞる旅なのだが、この国道が下関市を離れて、次の長門市に移った。海岸の景色は、なかなか良かった。ここには、楊貴妃伝説もあるのだが、ここを過ぎて、新しく元乃隅稲成神社に案内する標識が出来ていた。道中は狭く曲がりくねっていて、大型のバスが通る道ではないと思うのだが、そんなことはお構いなしに、多くの観光客が訪れていた(11:20)。
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個人的な感想を言わせてもらえば、絶景というよりも、下手物という感じが、しないでもなかった。ただ、海岸の景色は、雑音を別にすれば、なかなか良かった。ここの駐車場を出た時刻は、11:47だった。この日の、次の目的が、今回の旅の「メイン」の一つと言ってよい、金子みすゞ記念館だった。仙崎
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には、若き日に訪れたことがあり、その時には、海のアルプス青海島を堪能したのだが、当時は、金子のカの字もみすゞのミの字も全くなかった。その後、自分なりに、金子みすゞを「発見」し、やがて、ビッグネームになっていった。結論を先に書くと、みすゞ記念館は、最高に良かった。世に、記念館というものは、多くあるが、ここは嫌味が無く本当に良かった。前半は、金子文英堂という、みすゞの実家が見学出来て、それぞれの場所に、みすゞの詩が配置されていて、好ましかった。
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ここは、撮影が可能なので、みすゞとツーショットのコーナーもあった。
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ここの一角に、みすゞの実弟である上山正祐のコーナーもあり、みすゞの詩情が、突然変異ではなく、DNDを共有していることが、実感できた。後半は、記念館の本館とでもいうべきスペースだった。みすゞと弟の関係(養子に出された弟は、みすゞが実姉であることを知らず、恋心を抱いていた)が、痛ましくもあり、切なかった。それにしても、みすゞのダンナというのは、世にも憎らしい人物だが、みすゞが、このようにメジャーになったのも、ダンナの所為なのだから、世の中は「あゝ非情」である。でも、みすゞには、幸せに生きてほしかったと思う。ちなみに、昨日亀山八幡宮を参拝して、階段を下りてきたのだが、階段の側のスペースに、みすゞが、死の前日に写真を撮った、写真館があったらしい。記念館の対面に、茶店のようなお店があったので、入ったら、花寿司という可憐な寿司があり、これで軽い昼食にすることにした。食後に、みすゞの詩集の豆本をゲットした。茶店で、どこにお泊りになるんですか、と聞かれたので、湯本温泉です、と話したら、天寧寺の紅葉が良いですよ、と勧められたので、行ってみた。天寧寺は、とても賑わっていた。紅葉が、午後の逆光に映えていて、とても美しかった。
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昨日から、長州の領主の変転を紹介したが、この寺は、大内最後の領主である、義隆が自刃した由緒ある寺でもあった。
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おかげで、ジャストの時刻に、湯本のホテルにチェックインが出来て、最高にラッキーだった。夜は、ふぐさしや、ふぐちりが食べられて良かった。ホテルの箸袋の裏に、童謡詩人みすゞの「大漁」の詩が載せられていた。 朝焼け小焼けだ 大漁だ
大羽鰮の 大漁だ
浜は祭りのようだけど
海のなかでは 何万の
鰮のとむらい するだろう

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