両陛下と文化交流

 平成も残りが少なくなった4月2日は、前日に「令和」の新年号が発表されて、大騒ぎをしていた。上野東博では、「東寺展」も見たかったのだが、「両陛下と文化交流」展を観てきた。上野は、ちょうど桜が満開だった。
画像

 今上天皇が、即位の時の屏風があった。古来は、天皇の都の地から、東方を「悠紀地方」西方を「主基地方」といったそうで、即位の時に、両地方の風俗を画などで祝う「ならい」があったらしい。今上天皇即位の時には、「悠紀地方風俗歌屏風」を東山魁夷、「主基地方風俗歌屏風」を高山辰雄が描いて、式に使用したようだ。4月は、後期展示で、1「主基地方風俗歌屏風」の方を見学した。両作品は、春夏秋冬の風景を描いたもので、日本画だが、洋画のようなタッチで、部分的には、点描派のようで、面白かったった。外国を訪問されるときには、皇室コレクションを持参して、「文化交流」を図るそうで、後期は、画が多かった。3「花鳥十二ヶ月図」という、12枚の画があり、最後の琳派である、酒井抱一筆の作品だった。花鳥画とは言うのだが、実際には、「虫」を描いたものも多く、その虫が、どこに隠れているのかを、探すのも、なかなか面白かった。個人的には、二月の「菜の花」のゆらゆらした感じが、良かった。6月の「紫陽花」は、清涼感が素晴らしかった。霜月というのか、十一月の「枯草」も、なかなか渋くてよかった。抱一のファンなら、必見である。岩佐又兵衛の、4「小栗判官絵巻」も、久々に観た。細部に至るまで面白いので、何度観ても飽きない作品である。最後に、「皇后陛下とご養蚕」というコーナーがあり、高村光雲作、10「養蚕天女」は、驚くほどの小品でありながら、凛とした気高さは超一品で、とても良かった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック