蔵王 熊野大社 樹氷山形駆け歩き②

翌日の朝食は、時刻ピッタリのオープンだった。天気予報は、ほぼ晴れなのだが、なにぶんにも、山の天気はあてにはならないので、とりあえず、ロープウエイが、無事に動くことだけを願った。道路の除雪は、さすがで、蔵王スキー場の、駐車場の入り口までは、完ぺきだった。今回の、樹氷ツアーでは、服装や靴などで、いろいろと神経を使った。基本は、中身をいつもより、暖かいものにして、上着は、それなりのダウンコートで行った。靴は、年代物だが、見かけは壊れていない、スノーシューズがあったので、それを引っ張り出して、履いた。その他では、スキー用のゴーグルも用意した。さて、ロープウエイは、朝から混雑していた、台湾御用達のように、中華民国国旗が飾られているのが、不思議な感じだったが、台湾からのお客が多い感じはした。3回目ぐらいで、何とか、山麓線のゴンドラに乗り込むことができた。途中では、霧氷がきれいにみられて、それなりに良かった。
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昔のイメージでは、中間駅には、大きな三角形の建物があったような気がしたのだが、どうやら、山頂線は、箱根方式に変わったようで、混雑はなかった。問題は、天候のほうで、ほとんどガスで、見えない状態だった。何とか、山頂駅にはたどり着いたのだが、頂上では、突き刺すような寒風が荒くれて吹いていた。何とか、身支度を整えて、お地蔵さんまでは参った
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のだが、あとは、すぐに退散した。ちなみに、2m以上はあるらしいお地蔵さまは、首だけをちょこんと出していたので、なぜなぜをしてきた。
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山頂には、その名も「山頂」というレストランがあり、大賑わいだった。コーヒーと今川焼とをゲットして、一休みした。窓からは、何とか、トドマツの樹氷群が見えていたので、自分の、絶景カフェの一つに、ランクインしようと思った。下りは、スムースに下れたのだが、集合時刻が切迫していたので、焦った。ツアーの名前は、「樹氷見学はゆっくり120分のお約束」というのだが、実際は、噴飯ものである。それはともかく、貴重な時間で、「蔵王」と「樹氷」のピンバッジをゲットした。
 蔵王には、二つの思い出がある。一つには、初めてスキーを滑った場所が、蔵王スキー場だった。愚かなことに、3日目には、頂上のザンゲ坂の「絶壁」に挑戦したのだが、今回は、天気が悪く、残念ながら、このザンゲ坂は、拝むことはできなかった。もう一つは、日本百名山なのだが、ほんの初心者の時代で、ロープウエイで登って、お釜のほうまで「縦走」したのだが、途中は、天候が悪くて、遭難しそうになった思い出がある。当時ゲットしたバッジには、「ZAO」の表記だったので、今回、「蔵王」表記のバッジをゲットして、ほっとした。ぶっちゃけて言うと、ここから、郡山始発17:35の「なすの」号に乗車するまでが、旅行社のプランナーの、腕の見せ所である。まずは、国道を南下して、南陽市の熊野大社を参拝した。
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大社とは、通称らしい。階段を上った先に、重々しい檜皮葺の屋根に、雪が乗っているのだが、案内してくれた人は、これでも、昨年の1/3です、と話していた。お寺なら、本堂に見える立派な建物は、拝殿なのだが、彫刻が素晴らしかった。裏に回ると、本殿の裏に、立派な鳳凰の彫刻が珍しかった。ここは、兎伝説があり、三匹の兎を発見すると、良いことがあるらしいのだが、どうも、ミーハー的な感じがした。
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遅くなったが、よねおり観光センターという施設で、昼食を取った。大きなドライブイン、という感じで、ほぼ、団体ツアー御用達の施設と見受けた。お土産品の品揃えは、それなりに充実していて、自分としては、最上義光のピンバッジをゲットしたのが、まずまずの、収穫だった。最後に、高畠ワイナリーというところを見学した。正直なところ、工場の見学としては、やや物足りない感もあるが、ワインの試飲が「売り物」らしい。たくさんのワインをいただいたが、お眼鏡のものがなかったので、ワインは止めて、ビーフジャーキーをゲットして、試飲料とした。この辺りは、山形4地方の一つ「置賜地方」というのだが、一つだけ、仰天の出来事があった。文翔館の、ボランティアガイドが、「山形県は、貧乏県なのに、高速が2本もあるのよ」と、自慢だか、自虐だかしていたのだが、「置賜地方」から、東北道までの、高速が、なんと無料高速だった。ここから、北上するのが、東北中央道という、有料高速なのだが、見る限り、ほとんど車は走ってはいなかった。自分の感覚だと、無料区間こそ、利便性から考えて、有料がふさわしいし、有料区間などは、地元の車は、とても走るとは思えないので、むしろ、無料区間にしたほうが、トラックなども呼び込めると思うのだが、いかがなものだろうか。旅の企画は、大阪商人系の旅行会社なのだが、メインの樹氷と宿を除けば、見学地は、全て無料施設で、そこそこのものを見学させて、締めが、無料高速だったので、何だが、プランナーに、敬意を表したくなった。再び、福島県へ戻った。行きにも見たが、ここには、未だ、放射能に汚染された土嚢が並べられているところがあり、自分としては、東北や福島県を応援旅行している身だが、それでも、胸が痛かった。あとは、全く同じルートで、帰京した。東京で後泊したのだが、とても便利なホテルで、風呂も朝食も、合格点だった。
 山形県は、県を目的としては、東北では、唯一旅を計画したことがない(部分的には、庄内地方、置賜地方などは、計画した)県だったのだが、芭蕉の絡みで、もう一度、訪ねてみたくなった。蔵王と、西吾妻山にも、良い季節に、登りなおしてみたい気もした。それにしても、蔵王頂上の烈風は、格別な印象の旅だった。

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