高齢者ドライバー事故問題の深闇

 7泊8日のドライブを予定しているのだが、最近の「高齢者ドライバー事故」の報道には、うんざりである。しかし、当方としては、自分が、痛く批判されているようで、気分としては、とても良くない。事故を起こした、高齢者ドライバーを、擁護する気には、さらさらなれないが、だからと言って、連日、「魔女裁判」のごとく、報道されると、どうでもない人まで、何か、不安を煽り立てられているようで、いかがなものか、と思ってしまう。正直な話、報道番組などが、的を獲ていれば、多少の納得もするが、いかんともし難い。
 前にも紹介したが、東京都の補助の全容は、分からないが、サポート装置の、9割補助とは、なかなか大きな数字にも思える。しかし、詳細が不明な以上、賛成とも反対とも、コメントはできない。ただ、サポート装置の報道に関しては、相変わらず、煮え切らない報道が多く、疑問を感じてしまう。この報道の多くは、T車のオプションの装置があることを、たびたび報道されたが、いかにも、T車に、気を使っている態度が、ありありと見えて、変な気がした。N放送(4chではない)で、わずかに、「標準装備」の車もありますと、蚊が鳴くような声で、付け足したのが、印象的だった。近々、選挙があるが、どの党でも良いが、「標準装備」の車には、税金の補助か何かの、政策を打ち出してくれれば、間違いなく、一票を入れるのだが、どうだろうか。
 自分の見解は、高齢者ドライバーだけの問題ではなくて、「全ドライバー」の大問題、と思っている。事故のグラフによれば、若者と、高齢者の事故率が高いとされている。若者は、運転の「未熟」さゆえに、多いのだろうが、高齢者ドライバーの場合は、「驕り」ではないのか。一番に、ひどいデーターだと思ったのが、あなたは、自動車運転に自信がありますか、という質問に対し対して、年齢が高いドライバーほど、「自信がある」と答えている、というものだ。これは、二つのことが考えてられるのだが、そもそも、高齢にもなって、運転を続けている人は、運転に自信がある人しか、運転をしていないだろう、という推測である。もう一つは、運転をしている高齢者ドライバーの立場で考えれば、高齢者であるにも関わらず、運転をしている以上、「自信あり」と答えなければ、とてもじゃないが、運転などは、続けていられないだろう、という推測である。自分が、同じ質問をされれば、「自信あり」の他には、選択肢が無い、というのが、事実である。おそらくは、質問そのものが、不適切なのではないのか。ある程度、真実が分かるかもしれない、設問は、「あなたは、運転が得意ですか」もしくは、「運転が、好きですか」というものだろう。もし、不得意な人や、嫌いな人が、運転している(可能性としては、大いにありうる)とすれば、これこそが、大問題であり、国民的課題として、少子化問題と並ぶか、その次ぐらいには、喫緊に、解決策を講じてもらいたい。(ヒントらしいことは、少しだけ、書いておいた)
 自分が、全ドライバーの問題、と思う理由は、多くのドライバーの、「質の悪さ」が目に余るからである。例えば、スピードオーバー、車間距離の問題、一時停止の問題、停車している車を、追い越す場合の、信号(サイン)無し追い越し、など、きり果てが無い。問題の本質は、ほとんどのドライバーが、このような「悪質」な運転をしているのにもかかわらず、現実には、そのほとんどが結果だけを言えば、「無事故」で、ゴールドなドライバーであることである。むしろ、このようなドライバーほど、自分が運転上手で、「良いドライバー」であると、錯覚している可能性が高い。一番の問題は、このようなドライバーが、日々高齢者になっていくことである。このようなドライバーほど、「錯覚」や「思い違い」をしている可能性が高い。このことこそが、問題の本質なのでは、ないだろうか。現在、悲惨な事故を起こしている「高齢者ドライバー」は、間違いなく、このような「良いドライバー」が、引き起こしている可能性が高い。ここで、一例として取り上げた「スピードオーバー」「不適切な車間距離」「不徹底な一時停止」「信号無しの車幅変更」などなどは、どれをとっても、これ一つで、事故を起こすものではないのだが、一言でいえば、「事故の確率が、超の付くミクロの単位で、微かに」高くなるということだろうと、認識している。この確率が、あまりにもミクロな確率なので、ほとんどの人は、一生涯において、「無事故」で過ごして、このことをもって、「良いドライバー」だったとは、口が裂けても、言えないだろう。高齢者が、高齢者独特の事情で、この「確率」を高めていることは、間違いはないが、その掛け算をする前の、本元の部分(掛け算ならば分母)を「棚上げして」高齢者であることだけを取り上げて、問題にするのは、天地が、逆転しているように思えるからである。メカニック的に、高齢者をサポートすることは、間違いではないが、本筋とは、思わない。ただ、エアバッグが、標準装備されたように、サポート装置も、標準されるべきだと思うし、ぜひ、そのようなメーカーをほめてもらいたい。
 自分が、運転初心者の時に、胸に刻むように言われたことが、いくつかある。「横断歩道があったら、アクセルから足を離して、ブレーキの上に、足をのせる」ということは、前にも、当ブログで、紹介したことがあるが、その他では、「駐車場から、車を出す時には、歩道を越える時が、一番に注意して、出庫すること」というものがある。三つ子の魂はいつまでも、ということで、このことは、肝に銘じて、出庫している。そんなわけで、「高齢者ドライバー事故」の深い闇の底に潜んでいるのは、全ドライバーの、「質の悪い運転術」だと思っている。申し訳ないが、高齢者になったからと言って、このような「運転術」が改良されるとも思えないので、問題の本質は、高齢者になる前に、「日頃の、運転術」にメスを入れて、高齢者になってからも、困らないようにすべきだろう。

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