カナウス旧市街 バルチック琥波句旅日記⑥

 観光は、この後、カウナスの市内観光へ、バスで向かった。相変わらず、黄金の秋は、素晴らしく、歴史の悲惨な出来事を忘れてしまいそうな、それでも何か、寂しそうな北国の秋だった。ちなみに、カナウスは、「北のカサブランカ」の異名もあるらしいが、一方で、この地で、ホロコーストも行われたようで、地勢的な悲しみもあるのかもしれない。ネムネス川に沿って、ドライブしていると、正面に二つの塔のように見える、ヴィタウタス大公教会が現れ、そこの横で、下車した。DSC09347ゲティミナス大公教会.JPG教会の詳しい説明はなく、すぐ側の煉瓦ゴシックの建物であるベクーナスの家のそばを歩いて通り抜けた。15世紀のハンザ同盟時代の商人の家との説があるが、こちらもスルーパスに近かった。見学は、先に市庁舎広場に出て、市庁舎を遠くから見学した。白鳥とも異称される真っ白な建物は、下がゴシック、中がルネサンス、上がバロックの様式とのことだが、違和感は少なく、横から見た窓の形式の違いが面白かった。DSC09338市庁舎.JPG近くの大聖堂の前でフリータイムとなり、さっそく大聖堂の中に入った。外は、煉瓦のゴシックだが、中はバロックという折衷の建物だが、北方戦争スウェーデン・ロシアの戦争で一度壊されたそうで、そんなことも関係があるのかもしれない、と思った。中は、これでもか、これでもか、という感じのバロックスタイルで、フレスコ画よりも、彫刻群の方が、目立っていた。DSC09343大聖堂中.JPGイエスやヴァージンマリアもいたが、やはりマグダラのマリアが気になった。フリータイムは、一度ネリス川まで戻って、河畔の黄葉を見学して、戻った。カウナスは、ネムネス川とネリス川(ヴリニュスから流れてくる)との合流点に、13世紀の北方十字軍時代に、ドイツ騎士団が城を構えた。DSC09353カナウス城.JPG城は、争奪戦が繰り広げられ、やがてリトアニアの領地に入るものの、国境に近いので、城が守られたようだ。次は、このカナウス城を、遠くから見学した。櫓は、明らかに修復されたばかりという感じで、城の一部だけが復元されている感じだった。駐車場の側に、巨大な落書きのような絵があり、頭はアインシュタイン、体は女性で、パイプをくわえているのだが、もとは、ソ連時代のいかつい建物で、雰囲気を和らげる目的で、アーティストが描いた、との説明だった。DSC09356アップ.JPGリトアニアは、結構、社会主義の残骸みたいなものも、感じられる、微妙な国だと思った。ここから、2時間強かけて、クライペタへ向かった。どこまでも、うねうねした緑の大地が続き、リトアニアの自然の標本みたいな感じだった。
 『あおあおと 千畝が続く リトアニア』(の 三色国旗)
 リトアニアは、10月と言えどもサマータイムなので、夕暮れの景色を眺めながらのドライブは、なかなか良かった。ホテルは、形ばかりがモダンなホテルだった。

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