峡湾滝ドライブ、最北の果樹園 ノルウェーとことこ峡湾ハイキング④

三日目(7月12日) この日は、曇りというよりも、ガスっぽいような天気だったが、出発の頃は、雨の心配だけは、なさそうだった。ただし、暑い雲に覆われた天気なので、プレーケストーレンが、快晴の昨日で、本当に良かった、と思った。この日は、昨日のフェリーのルートよりも、西側のベルゲン街道を、北上した。最初に、2本の海底トンネルを通過した。トンネルは、3車線で造られていて、トンネルを下る時には1車線、逆に、トンネルから登りになると2車線になるという構造だった。日本にはない発想で、ある種の合理性もあると思った。道中の景色は、ガスがかかったような雰囲気で、日本ならば、礼文島を走るような、最果ての雰囲気の道だった。結局、30分でフェリーの入り口(モルタヴィク港)に着いた。快速で来たおかげで、フェリーには、随分と待たされた。ただ、自分は、有効に、紀行文に時間を割くことが出来て良かった。フェリーは、わずか20分で、対岸(アルスヴァーゲン港)に渡り(9:25)、再び霧のかかったような道を走り続けた。北へ向かうベルゲン街道を、途中を右折して、東の方向に右折した。いつの間にか、海から離れて行くと、氷河湖の畔をドライブするようなコースになっていた。風が無風だったのか、鏡のような氷河湖に、樹が映っていて、ロマンチックだった。何か、東山魁夷の絵を見るような雰囲気だった。
梅雨寒や 森と湖の 魁夷かな』(氷河の跡も 今は優しき)
長いトンネルを二つ抜けると、「立派な滝」が現れて、着いた、と思ったら、バスの方は、どんどんと進んでしまった。左折すると、日本ならば、上高地に向かうような、狭い道で、1車線半しかないような、細い道だった。右手に立派な滝が見えたところで、バスがストップした(11:33)。この滝は、ローテの滝で、目的のラングの滝ではなかったのだが、通り過ぎたので、ここで我々が、ラングの滝を見学している間に、バスをUターンするらしかった。ローテ滝は、二本並行して流れているので、日本ならば、双竜の滝、というのが、ぴったりの滝で、それなりに面白かった。DSC08464双竜の滝.JPGもと来た道を戻ったのだが、良いことも、若干あった。一つは、対岸の岩壁が、ガスがかかって、水墨画のような感じだった。もう一つは、下からでは、巨大すぎるラング滝の全貌が、このルートからなら、ちょっぴり見ることが出来たことだった。結局のところ、行きの側(つまり滝側)の駐車場は工事中で、湖側の駐車場にバスを停めた(12:13)。ノルウェーで5番目に高い滝で、600mはあるので、道路からは、滝の激流を見る感じだった。最後に、湖の畔まで降りると、まあまあ全体が見られて良かった。湖畔には、ハマナスのピンクの花が華やかに咲いていて、不思議なムードを醸し出していた。DSC08482ハマナス.JPGDSC08473〇.JPG
ハマナスや 飛沫がかかる ラング滝』(行ったり来たりで 丁寧に見る)
ここから、再びローテ滝を通過して、どんどんと下り、着いたところが、オッダという、ハダンゲルフィヨルドの最奥の景勝地で、ランチタイムになった。DSC08499オッダの街.JPGこの日は、プレーケストーレンの予備日だったので、又もお弁当だった。木陰の湖畔のベンチで、ランチにしたのだが、風景だけが、最高のご馳走だった。オッダは、それなりのリゾート地で、スーパーがあったので、缶のハンザビールをゲットした。ラングの滝から、この辺りのルートは、1960年代に、ノルウェー政府が、観光振興策として始めた、ナショナルツーリスト・ルートらしい。走った感じでは、ドイツの休暇街道や、NZの8街道と、同様の政策だと思われた。
オッダからは、ひたすらにハダンゲルフィヨルド沿いのシーサイドドライブ(感覚的には、レイクサイド)だった。このようなドライブは、スイスあたりでも、経験をしたような気がするのだが、ノルウェーの氷河は、上が水平な、氷帽(地形に左右されないで、上が真っ平)なので、スイスあたりとは、そこが違って見えた。ここのドライブで、初めて、BGMを聴くことができた。グリーグの組曲ペールギュントの中の「ソルヴェイグの歌」は、何度も聴いたが、グリーグゆかりのハダンゲルフィヨルドの景色の中で、この名曲を聞けたのは、足の先から、全身が感動に包まれて、本当にノルウェーに来て良かったと、感じた。フィヨルド沿いをドライブしていると、これまでの牧草地に代わって、サクランボなどの果樹園が目立ってきた。ロストフードのホテル(ウレスヴァングH)に着いたのは、15:08だった。一休みして、最初に、グリーグの作曲小屋を見学した。ホテルの創業が1840年、グリーグがここを訪れたのは1876年で、美しいフィヨルドのこの地が気に入り、長く泊まったとのことだった。小屋は、小さなもので、中にピアノがあり、実際に、彼が使用したピアノとのことだった。DSC08513作曲小屋.JPGホテルのロビーには、ホテルの創業者とグリーグとの写真が飾られていた。この日は、グリーグの散歩道、というミッションが残されていて、16:15に出発した。グリークの散歩道は、ホテルの敷地内でも、散歩するのかと思ったら、町の公道を、自動車を気にしながらの散歩だった。日本ならば、夕方の時刻なので、太陽は傾いているのだが、白夜の国では、真昼で、サンサンと頭から照り付けて、結構つらかった。ノルウェーのガードレールで、驚いたことを一つ発見した。ガードレールそのものは、もちろん鋼鉄製なのだが、支えている部分は、立派な木材が使われていて、同じ、森林国である日本も、見習うと良いと思った。DSC08519ガードレール.JPGオリンピックスタジアムさえ、木造で造るぐらいなので、出来ないことはないと思った。折り返し点に、教会(ウレスヴァン教会)DSC08520.JPGがあり、昨日はできなかった、内部の拝観が出来た。ノルウェーの教会は、当初はカトリックの教会として、造られたので、味気ない、普通の新教の教会より、雰囲気が残されていて、それなりに良かった。DSC08523教会.JPG昔、ノルウェーの田舎(ヴォス)で見た、石造り教会の、壁の厚いところは、よく似ていた。最初は、1250年に造られた、との説明だった。内部は、木造とのことで、天井は、船天井との説明だった。ここから、我々のグループは、坂をゆるゆると登り、滝の入り口まで行った。途中に、巨大な岩石(恐らくは、迷い岩)があって、ちょっと、岩を支えるポーズの、おちゃめな写真を撮った。DSC08529アップ.JPG滝は、若者に任せて、我々は、ここでリタイアして、ホテルに戻った。帰り道は、果樹園の中を歩いた。北緯50度の果樹園は、世界最北だそうで、リンゴやチェリーが、紗斜面に、きれいに栽培されていた。帰りの途中で、スーパーがあったので、トマトサージンみたいな、缶詰をゲットして、ホテルに戻った。ホテルのショップを覗いたら、ヴァイキングのピンバッジがあったので、さっそくゲットしたのだが、冬用のスリッパもあり、とても暖かそうなので、これもゲットした。ホテルは、フィヨルドヴューの部屋で、夜中の、24:00まで、フィヨルドの白夜ショーを見ることが出来た。圧巻は、月の道で、雲間から出た月の光が、フィヨルドの水面を走り、見事な月の道を演出していた。DSC08540.JPG夕食は、本場のバイキングで、特に、海産物が豊富だった。一番に美味しかったのが、蟹の爪で、お代わりもしてしまった。

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