ソグネフィヨルド ブリクスダール氷河 ノルウェーとことこ峡湾ハイキング⑧

第六日目(7月15日) 大移動の日である。出発(7:45)の時点では、天気は快晴だった。出発前に、ミニ散歩をした。港町特有の、坂の風景が見えていた。バスは、ベルゲンの街から、いきなりトンネルになるのが、長崎に、似ているな、と思った。トンネルを抜けると、フィヨルド沿いの、ベルゲンの郊外の住宅地を走り、また数本のトンネルを抜けると、田舎のフィヨルドになった。フィヨルドというよりも、日本にもよくある、溺れ谷の地形で、箱庭風の風景もあった。うとうとしているうちに、目が覚めたら、今度は、氷河湖の畔をドライブしていた。DSC08731.JPGベルゲン街道は、ほぼ西に向かって走り、軽い山越えをして、オッペルガールという、小さな波止場に着いた(9:13)。ここは、世界最長にして、世界最深ともいわれるソグネフィヨルドの入り口近くにある、渡し場だった。近くの海岸を見たら、今までのフィヨルドよりも、丸っこい大きな岩海岸、と言った趣だった。あっという間の20分で、対岸に着いた(9:50)。ここから、しばらく、フィヨルド沿いにドライブしたのだが、雰囲気が、日本の海岸線と、なぜか似ていた。一つには、松の木が目立つせいかとも思うのだが、湾のどん詰まりの集落の感じなど、わが故郷の五島列島にも似ていて、面白かった。この辺りは、幹線道路(地図では、赤色の道路)なので、それなりに交通量が多いのだが、大型のバスやトラックは、すれ違いが出来ないほどの細い道で、時にはすれ違いで、退避するようなこともあった。やがて、ルートは内陸に入り、小さな峠を越すと、川の流れる、大きな谷沿いの道になった。時間調整のために、フルデの滝、というポイントに寄った(10:57)。ちょっと、骨董品のような木橋を渡ると、川原状の牧草地の向こうに、立派な滝が見えてきた。DSC08752滝.JPG滝は、これまでにも、散々見てきたのだが、日本にあれば、超一流の水量で、瀑布というネーミングが適当な滝(落差80m)だった。DSC08743.JPG川原の風景も、人のいない上高地のような静寂とした雰囲気がとても良かった。この川の上流に、ヨーストラル湖という、細長い湖(20㎞)があり、DSC08754.JPGその終点(Skei)に、昼食のレストランがあった(11:52)。スープまでは良かったのだが、ラウブスカス(マトンとジャガイモの煮込み料理)は、スープに毛の生えたような料理だった。DSC08755料理.JPG昨日のベルゲンのガイドのUさんによれば、ノルウェー人の年収は少ない(350万円ぐらい)が、お金の使いみちを知らないので、困らない、と話していたが、このような料理で満足していれば、そうなのかな、と妙に納得してしまった。ここまでの所要時間が、4時間プラスぐらいで、レストランを出発した。日本でいえば、松本平みたいな盆地から、今度は、山越えをした。標高が上がると、森林限界に近いらしく、スキー場のようなところも通過した。やがて、下り道に差し掛かるあたりで、前方に、巨大な湖のような水たまりが見えてきた。写真ストップしたのだが、この巨大水たまりは、ノースフィヨルドと言って、ノルウェーの5大フィヨルドの一つとの話だった。DSC08767ノールフィヨルド.JPG海岸まで降りる(13:18)と、確かに海だった。海岸をドライブしているうちに、またうつらうつらしていて、気が付いたら、立派な湖と、立派な氷河が見えていた。地図で見ると、オルデン湖という湖で、DSC08782絵.JPG氷河は、これから行くところの、ブリクスダール氷河で、ヨーロッパ最大のヨステダール氷河の子氷河の関係になる、との説明だった。ちなみに、標高が1700mの地点で、名前が変わる、とも話していた。谷をどんどん進むと、駐車場があり、大きなレストハウスがあった(14:32)。
我々は、上下雨具の完全武装で、トロルカーというジープ型の車両に乗り換えて、更に奥へ進んだ。西洋人は、ごくまれにお年寄りが乗る他は、皆自力で登っていた(我々は、全員がシニアなので、問題はないのだが…)。途中に、瀑布(ブリクスダール滝)の側を通る時には、DSC08792滝と氷河アップ〇.JPG大粒のミストに突入し、ジグザグ坂を登った。坂の上は、小さな広場があり、そこがトロルカーの終点だった。ここからは、自力で林間の坂道を登るのだが、途中には、想像を絶するほどの巨大な迷い岩があり、この間を抜けると、眼前に氷河湖が現れた。モレーンにせき止められた氷河湖は、ミルク色という、氷河湖独特の色をしていた。DSC08803横.JPG目の前には、懸垂(ハンギング)氷河のブリスタル氷河が見えていた。こちらも、氷河独特の、青い色をしていた。湖の奥の方に、ストップ標識があり、ここまで進んで、氷河の迫力を堪能した。(ただし、地球温暖化の所為なのか、100年前までは、はるか手前まで、氷河に覆われていたようで、登山基地に、昔の写真が飾ってあった。絵葉書も買ったが、今とは違って、立派な氷河の写真だった。温暖化を否定する、トランプ氏には、ぜひ見学してほしい氷河だと思った。DSC08795.JPG
すざれども 夏なほ涼し 氷河かな』(温暖化証拠 トランプに見せたし)
正直な感想を言わせてもらうと、ノルウェーの氷河は、上が真っ平な氷帽が特徴なのだが、このポイントでは、角度的に氷帽が確認できなかったのが、残念だった。氷河湖の右手側には、立派な滝が流れ込んでいて、さらに滝の右手後方には、水平な氷帽見えていた。氷河そのものは、本家の氷河よりも遠いのだが、こちらは、いかにもノルウェーらしい水平な氷帽なので、個人的には、こちらの景色も、なかなか良かった。もと来た道を戻り、トロルカーにも乗ると、帰りの景色もなかなか良かった。売店で、氷河のピンバッジをゲットした。

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