大徳寺聚光院

大徳寺聚光院                           2010/11/14
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 聚光院は国宝の永徳の襖絵と茶室閑隠席とが有名である。そして、何よりも千利休ゆかりの塔頭であり、利休の墓がある。真珠庵から大仙院の前を通り、聚光院を拝観した。方丈でまずは檀那の間にある狩野永徳の「琴棋書画図」を鑑賞する。案内が、棋は囲碁や将棋と説明していたが、正しくは囲碁のことである。今までに、多くの「琴棋書画図」を鑑賞したが、流石に、最高の作品だった。碁は、確かに囲碁の盤だが、石が描かれていなかったのが残念だった。次が、ハイライトの永徳作「花鳥図」である。何度か、襖絵の鑑賞はしたが、このような広々とした襖絵は、ちょっとスケールが違う感じだ。左手の松と鶴も良いが、少し遠い。それに比べれば、右側の老梅は、有り得ない迫力で、素晴らしかった。もちろん、下図を描いてから、取り掛かるのだろうが、あのような大作を描き上げる構想力と、逆の繊細さは、さすが永徳という感じだった。方丈の南面に百積庭という枯山水がある。原案永徳、作利休の庭とのことだが、昔は白砂で今は苔の庭になっていた。次の礼の間には、父松栄の「しょう湘八景図」があり、西湖の景色に似ているような似ていないような絵だった。後には、閑隠席があり、利休好みの三畳の茶室になっていた。席主の場所の天井は、下がり天井になっており、毎月命日には三つの千家が、交代で席主を務める、茶会があるとのことだった。もう一つの舛床席は、大勢の茶会をやる茶室となっていた。最後に、托鉢の間の松栄作「遊猿図」には四匹の猿がいて、何とも人間のような表情をしていた。
 最後にもう一度百積庭を眺めた。沙羅双樹は三代目だそうだが、枯れさせないために二本植える、というのははじめて知った。見えないあたりに、千利休の墓所があるらしい。合掌。

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